その気でやる男 太田あきひろ

私の読書録

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狼花 新宿鮫(9)  大沢在昌著 光文社

「無間人形」から12年もたっている。久し振り(5年半)の新宿鮫の登場だ。外国人犯罪の急増と暴力団組織と警察。盗品市場、そのなかでの麻薬――鮫島はこれまでよりもハードさが薄れているような気がするが、小説にも年齢があるのだろう。それだけに、「仙田、深見、間野」の存在感と、中国人女性「明蘭、明子」の強いはずの男に困惑を与えるほどの強い芯が際立つ。