その気でやる男 太田あきひろ

私の読書録

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命と向き合う 中川恵一著 養老孟司著 和田秀樹著 小学館

 人は永遠に生きることはできない。しかし、日本人は永遠に生きるつもりでいるようだ。「いつまでも元気で若々しくいることが素晴らしい」とか「若さ、強さ、勤勉さ」至上主義はアメリカ的だ。「闘う」のはいいが、いつかは「受け入れ」なければならない。「老いを受け入れる」「老いているだけで価値がある」という考え方もある。命には限りがあり、それ故に尊い。
 公明新聞の連載もこの本の中に入っている。白と黒、生と死の二元的な米的な価値観でなく、グレー。つまり曖昧さに堪える力、耐性は、政治にも、人生にも、実はきわめて大事なことで、それが今の日本に失われてきている。養老さんの日本人の死生観も面白い。