その気でやる男 太田あきひろ

私の読書録

月別一覧

空気と戦争 猪瀬直樹著 文春新書

「昭和16年夏の敗戦」。そのとき、戦ったら敗北することを提示した総力戦研究所があり、30代の若き精鋭が集った。しかし現実に戦争になだれ込む。「数字を誤魔化すと国が滅びる」と猪瀬氏は、官僚システムの宿痾を示し、「空気」に捉われない「歴史意識」を磨き、事実に基づいての論理とデータに立つ屹立した1人の人間を求める。
「組織や時代の空気に流されずに生きろ」ということを、私は大衆社会、メディア社会のなかで、より痛感する。