
公明党の太田昭宏代表は23日午前、東京・新宿区の公明党新館で、中国青年政治学院(胡春華院長)の倪邦文・第一副院長と会談した。これには、公明党から北側一雄幹事長、高野博師国際委員長、赤羽一嘉国際局長、西田実仁参院議員が同席した。
中国青年政治学院は、次世代の指導者を育成する中国共産主義青年団(共青団)直属の最高学府。
席上、太田代表は、公明党が日中両国の青年交流を強力に推進してきたことを力説し、「幾重にも青年交流が促進できるよう、さらに取り組んでいきたい」と強調。
倪副院長は「公明党は日中友好に、重要な貢献をしてきた。中国人民、政府、青年の間からも人気があり、尊敬されている」と公明党の取り組みを評価した上で、「私たちも、ぜひ公明党の青年とさらなる交流を促進していきたい」と述べた。
また、太田代表は昨年10月の安倍晋三前首相の訪中や、今年(2007年)4月の温家宝首相の訪日などで、日中関係の改善が進んでいることに言及し、首脳間交流や、戦略的互恵関係に基づいた環境対策での支援などをさらに進め、関係改善を加速すべきとの見解を示した上で、「(関係改善の加速には)青年の交流が最も重要だ」と重ねて主張。「政治の交流は策に走る面があるが、青年や文化の交流、学術や歴史認識といった次元でも友好を深めていくことが大事だ」と指摘した。
これに対して倪副院長は、「私たちは公明党を大変称賛している。なぜなら、中日関係が"冷たい"時期でも、公明党は友好に努力してきたからだ」と応じ、「大変な時期こそ理念を堅持することが大事であり、得難いことだ」と述べた。
さらに、太田代表が「日本人と中国人は顔も区別がつかず、つい安心してしまうところから齟齬をきたすのではないか。実際には文化、歴史に違いがあり、違いをしっかり認識する中に、本当の日中協力、友好の発展があると思う」との考えを述べたのに対し、倪副院長は賛意を表明。その上で、「中日の2カ国は数千年の交流がある。互いの文化を理解し合い、より良い文化を生み出してきた。互いに学び合うことが主要な流れであり、長所を見つめることが重要だ」との認識を示し、青年・学生の交流を盛んにして、日本の先進的な工業技術、生産能力などから学びたいとの考えを示した。
太田代表は、「来年(2008年)は北京五輪もあり、首脳間交流も当然あるだろう。
その意味で、この1、2年が日中関係で最も重要な時期だ。強い絆を築けるよう尽力したい」と述べた。
このほか、中国共産党大会の成功、新体制発足について太田代表から祝意を表明したのに対し、倪副院長は謝意を表し、「胡錦濤総書記のもとで、『科学的発展観』の理念を掲げ、中国と世界との調和のとれた関係の構築を図りたい」と述べた。
公明新聞:2007年10月24日













