
公明党の太田昭宏代表は5日、国会内で、ロシアのナルィシュキン副首相と会談し、日ロ間の文化、芸術など民間交流を拡大するとともに、政治、経済関係を一層強化する考えで一致した。これには、公明党から高野博師国際委員長、丸谷佳織衆院議員、遠山清彦参院議員が同席した。
席上、太田代表は日ロ関係について「アジア経済は今後、世界の中心的な役割を果たす時代になると認識しており、日ロ関係の強化は世界的に大きな課題だ」と指摘し、関係強化には「文化の力は大きいと思う。もっと互いの文化に触れ合う機会を持つべきだ」と述べ、文化交流の重要性を強調した。
ナルィシュキン副首相は、平和条約交渉に資するものとして採択された「日ロ行動計画」(2003年)にのっとり、日本との協力関係を重視する考えを示すとともに、ロシア政府が日本で実施している「ロシア文化フェスティバル」が高い評価を受けていることに謝意を表し、「日本とのさらなる文化交流を促進したい」と述べた。
さらに、日ロ経済に関して太田代表が、日本企業のロシア進出の現状に触れ、「経済関係の拡大は重要なことだ」と述べたのに対し、ナルィシュキン副首相は日ロ間の貿易高が近年、大幅に増加して年200億ドル規模まで発展したことを指摘。「貿易、投資、産業協力の見通しは明るい。日本とロシアの企業や国民の利益にかない、信頼関係が構築されていく」との認識を示し、「(日ロ間の)懸案の解決にも資するものだ」と強調した。
また、ナルィシュキン副首相は、昨年(2006年)11月に太田代表が訪ロしたことに言及し、「代表就任後、初めての海外訪問がロシアであったことは喜ばしかった。これからも公明党はロシアとの関係を促進してもらいたい」と述べた。太田代表は「何があろうと、政治、民衆の交流を着実に行っていきたい」と力説した。
公明新聞:2007年11月6日













