不安解消へ「広報」改善も
サミットに向け クールアース・デー制定を
政府・与党会議で太田代表強調

政府と自民、公明の与党両党は14日昼、首相官邸で連絡会議を開き、当面する諸課題について協議した。公明党から太田昭宏代表らが出席した。
席上、福田康夫首相は道路特定財源を2009年度から一般財源化するなどとした政府・与党決定を受け、道路特定財源に関する与野党の政策協議を早急に開始するよう指示した。これに対し、太田代表は揮発油(ガソリン)税の暫定税率維持を含む税制改正法案について「一日も早く成立させることに全力を尽くしたい」と力説した。
また、75歳以上の高齢者(65~74歳の寝たきりの人なども含む)のための新たな後期高齢者医療制度について福田首相は「説明不足だった」とした上で、「(国民に)できるだけ分かりやすく説明をする必要がある」との意向を強調。太田代表は「国民や高齢者の不安に応える説明の仕方をしないから、いくら(説明)しても、していないのと同じことになってしまっている」と指摘。「政府広報の改訂版を出すなど、もう一重の努力をしてもらいたい」と述べ、高齢者一人一人の側に立った丁寧な説明を要請した。
これに関連して、町村信孝官房長官は後期高齢者医療制度の導入に伴い、一部に保険証が届かないなどの混乱が出ていることについて「執行上のミスがあり、申し訳ない。広報の充実も含め、しっかり対応していきたい」と述べた。
さらに、福田首相は、同日午前に国立成育医療センターを視察したことを報告するとともに、小児科や産科の医師不足の問題に関して「5月にも全体的なビジョンをまとめていきたい」との考えを示した。これに対し、太田代表は(1)産科や小児科の医師が不足している(2)救急医療体制が壊れてきている(3)地域の中核病院が倒れてきている――の三つの問題を挙げ、「総合的なビジョンを示し、対応していかなくてはいけない」と訴えた。
一方、太田代表は、北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)に向け、「(日本が)しっかりしたリーダーシップ、メッセージを発する必要がある」と主張。公明党が提案している「クールアース・デー」の制定や「バイオマス活用推進基本法案」の今国会提出に協力を求めた。
衆院山口2区補欠選挙(15日告示、27日投票)に関して太田代表は、公明党が推薦する自民党新人の山本しげたろう氏について「地元のためになる人で、現場や生活の観点がしっかりある人だ。その点がしっかり訴えられる運動を展開することが大事だ」と力説。福田首相は公明党の支援に謝意を示した。
来月に医師不足対策
産科、救急など取りまとめ
福田首相が表明
福田康夫首相は14日午前、東京都世田谷区の国立成育医療センターを視察した。この後、記者団に対し、各地で指摘される医師不足問題について「早急に手を付けないといけない。来月ぐらいには産科、小児科、救急医療のビジョンを取りまとめ、その実現に向けて努力したい」と述べ、対策を早急に打ち出す考えを表明した。
また、「必要なものは必要だ。何らかの措置をし、そういう対策を行う裏付けをしないといけない」と語り、予算措置を含めて検討する考えを示した。
この問題では、医師や看護師の人員不足による過度の負担や、救急患者の受け入れを何度も医療機関に拒否される「たらい回し」問題などが深刻化している。さらに産科医の不足で分娩の休止や制限に追い込まれる医療機関も出ている。
公明新聞:2008年4月15日













