その気でやる男 太田あきひろ

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太田代表、マータイ博士と会談

人間主義で環境、福祉に尽力 太田代表
生命大切にする「価値観」必要 マータイ博士

 

080602-1.JPG ノーベル平和賞受賞者で環境保護活動家のワンガリ・マータイ博士と、公明党の太田昭宏代表が、第4回アフリカ開発会議(TICAD?)が開かれた横浜市の会場で会談した。「もったいない」に代表される日本のエコロジカル(環境と調和した)な価値観や、「アマゾンに次ぐ地球の肺」と呼ばれるコンゴ川流域の森林と生態系の保全などについて語り合った。

 

 

 

 

 

もったいないは感謝の心
地球温暖化防止へ、コンゴ川流域の熱帯雨林保護を


 太田代表 世界的に活躍されているマータイ博士と会談の機会を得られて大変うれしく思っています。公明党は環境に最も力を入れている党です。
 マータイ博士 私は技術や投資だけでなく、社会や政治には、生命を等しく大切に思う「価値観」が必要であると考え、10年前に「緑の党」を創設しました。公明党も私たちと同じ「価値観」を大切にされているとうかがいました。公明党についてもっともっと知りたいと思っていました。
 太田 公明党は、「一人の人をどこまでも大切にする」という人間主義の「価値観」に立脚しています。ですから、環境問題をはじめ、大衆福祉の充実に力を入れてきました。また、平和を大切にし、各国と友好を結んできました。
 マータイ 「価値観」というものは非常に重要です。私は、2005年に来日した時に「もったいない」という日本の「価値観」に大変感動し、大きく心を揺さぶられました。「もったいない」には、人々や自然を尊び、人間以外の種を尊び、感謝するという心があります。それは、とても人間的であるとともに重要な「価値観」だと思うのです。
 また、物を浪費しないということは、将来の人々がこの物を必要としているかもしれないということを理解することでもあります。
 だから、私は「もったいない」という言葉を広めるのに、大きな幸せを感じているのです。
 太田 マータイ博士は「もったいない」の一言に環境保全に必要なリデュース(ゴミ削減)、リユース(再利用)、リサイクル(再資源化)の概念が収まっていると語っています。「もったいない」という言葉を、極めて分かりやすく説明し、世界に広めている運動に大変感謝しています。
 日本には「人」という漢字が表しているように人と人とは互いに支え合い、助け合うものだという共生の「価値観」があります。環境や人との関係性にも通じる重要な考え方だと思っています。
 マータイ ワンダフル(素晴らしい)!
 太田 環境保全と貧困からの脱却、女性の地位向上へマータイ博士が提唱した「グリーンベルト運動」によって植えられた苗木は4000万本以上に上ると聞いています。
 マータイ 私はいま、コンゴ川流域の熱帯雨林が減少している問題を主要先進国(G8)に訴えています。この地域の熱帯雨林は二酸化炭素の大きな吸収源であり、気候変動と密接に結び付いているのです。
 ですから、7月の洞爺湖サミットで、この問題をぜひ取り上げてほしいと願っています。日本も重要なパートナーとなって、熱帯雨林の保護に一緒になって取り組んでほしいと願っています。
 太田 コンゴ川流域の森林の生態系が、アフリカのみならず地球全体の気候変動に大きな役割を果たしているという認識を私たちは共有しています。
 現在、地球規模で森林が急速に減少し、砂漠化が広がっています。人類はこうした気候変動に対応しなければなりません。コンゴ川流域の生態系を維持することはその意味で誠に重要です。
 わが国は現在、2050年に向けて、二酸化炭素などの温暖化ガスを半減させるとともに、2020年から30年の間にピークアウト(排出量を減少に転じさせる)させていく、という二つの大きな目標を世界の国々に呼び掛けています。
 環境問題は、洞爺湖サミットのメーンテーマです。コンゴ川流域の森林についても、どう支援していくことが有効か、方向性を出さないといけません。
 マータイ このコンゴ川流域の熱帯雨林の問題は、あまり知られていませんが、非常に重要な問題です。是非、多くの国に支援してもらいたい。
 太田 マータイ博士のお話を、しっかりと政府に伝えます!
 マータイ 本日は実りある対談ができました。今後もこうした対話を続けていきましょう。私の党も公明党から学ぶことがたくさんあります。今後ともよろしくお願いします。
 太田 マータイ博士の世界的な行動を、公明党としても大いに支援したいと思います。

 

ワンガリ・マータイ博士 ケニア出身。2004年にアフリカ人女性初のノーベル平和賞受賞。1997年にNGO「グリーンベルト・ムーブメント」を設立し植林活動を展開。元環境天然資源副大臣。米ピッツバーグ大学で修士号、ナイロビ大学で博士号を取得。