その気でやる男 太田あきひろ

私の読書録

月別一覧

産科医が消える前に 森田豊著 朝日新聞出版

080613-book.JPG  産科医は、新しい命の誕生に感動と喜びをもつ職業でありながら、きわめて高いリスクと過酷な労働をともなうものである。「飛び込み出産」とか「救急車のたらい回し」「判断ミス」などが報道されるその裏で、難しい緊急事態が常に隣合わせになっている。当然のようにいわれる「安産」がいかに大変ななかで生み出されるものか。勤務条件の過酷さと訴訟圧力、モンスターペイシェントの出現のなかで、どうやって産科医療崩壊を食い止めるか。「分娩施設の集約」「女性医師の離職を防ぐ」「機能する高次医療機関としての周産期母子医療センターを」など、現場からの七つの提言をしている。我々がやるべきことだ。