国民の悲鳴に迅速対処
自公 政策、国会運営で亀裂なし
記者会見で太田代表
公明党の太田昭宏代表は2日午後、国会内で記者会見し、福田康夫首相の辞任表明に関して、記者団の質問に答える形で大要、次のような見解を述べた。
【首相の辞任表明】
一、驚くような辞任で、国民に現在の政治全体への不信を与えかねない状況がある。首相の会見にもあったように、政治の空白をつくらない、景気、経済に全力を挙げることが大事だ。
一、(公明党支持者の理解は得られるか)国民の皆さんは今の生活や医療、介護、年金などについて「大変な状況を分かってよ。そこを政治が投げて、政争のようなことをやってもらったら困るよ」という気持ちだと思う。辞任した事実を説明する以上に、大事なことは国民の皆さんの「きちっと仕事をしてもらいたい」という声に応えていくことだ。
私はきょう(2日)、建設や不動産、住宅関係の方々に銀行が貸し渋りし、金融関係の(融資の)円滑化が進まないということで、官邸に(貸し渋り対策について)政府として方向性を出すべきだと申し上げた。政治の停滞を許さず、国民の皆さんが困っている、逆に望んでいることに手を打つことをもって、お応えすることが一番大事だ。
【自公関係】
一、(公明党との意見の違いが辞任の要因の一つにあるとの見方について)全く違う。首相との話し合いは、私自身も頻繁に行ってきた。臨時国会の運び方についても、いろいろな議論はあるが、(先に)12日召集、70日の会期で(合意し)、その後の展開は国会対策委員長同士で認識を共有している。それ以上に、福田カラーは生産者でなく消費者や生活者を重視しなければいけないなど(公明党の考えに近い)。
また、われわれは庶民の生活や中小企業の実態を自民党よりも一層、深刻な状況や悲鳴を聞いている。それを主張することは自公政権の中でのわれわれの役割であるし、われわれの主張が反映することは政府・与党としても大事だ。首相も「公明党の意見は大いに述べてください」「知恵を貸してください」と言われることが多い。
政策においても国会の運びについても、自民党、政府との間で亀裂があるということは全くない。
自民党総裁選 難局乗り切る論戦に期待
【自民党総裁選】
一、候補者一人一人へのコメントは差し控えたい。総裁選を通じて、経済をはじめ庶民の生活や中小企業に対し、どういう考え方でこの難局を乗り越えるか、大いに論戦していただきたい。
【臨時国会の対応】
一、現段階では、これまで自民党と交わしてきた四つの項目((1)緊急経済対策(2)国際協力(3)消費者庁設置(4)継続法案)という以外、答えようがない。
(自民党の新総裁決定後に)自公の政権協議をし、お互いの考え方をすり合わせる。きちっとした党と党との関係の中で骨太の協議をしないといけない。
【衆院解散・総選挙】
一、まず(自民党)総裁選が行われ、総裁になった方がどう考えるかが分からない状況で解散(の時期)は判断できない。(新体制の)形が見えてきてからだ。
一、(野党が早期解散を求めていることについて)野党がそう考えるのは当然かもしれないが、国政や国民生活に責任を持つことが与党としての責務だ。この間、与党と政府が結束して作り上げた緊急経済対策をしっかりと実現していく。その実現をもって国民の皆さんに信頼を得ていくことをまずやらなければならない。
一、国民の皆さんの信頼を得ることが、わが党にとっても与党にとっても大事だ。(解散・総選挙が)いつ何どきになるかは新しい首相が決めることだ。
私は地道に生活者や消費者、庶民や中小企業の現状について、いち早く手を打つ公明党でなければならないと思っている。















