その気でやる男 太田あきひろ

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洪水から都民を守る/荒川に初の防災ステーション

迅速かつ効果的な水防活動で被害防ぐ/応急・復旧に必要な資材も備蓄/東京・北区 

 

荒川防災.jpg 荒川の洪水被害から下流域の都市生活を守ることなどを目的とした「浮間地区荒川防災ステーション」が5日、東京都北区の荒川沿いに誕生した。

 荒川の河口から約23キロ上流の北区浮間地先に整備された同ステーションは、洪水による被害を防ぐ水防活動、洪水や大規模な地震によって災害が発生した場合の復旧活動を行う防災拠点施設。荒川および都内では初めての防災ステーションとして、北区と国土交通省が共同で設置した。

 敷地面積は約1万平方メートル。中心施設となる水防センター(広さ約400平方メートル)は水防活動用の資機材を備え、災害時には応急・復旧活動の最前線基地となる現地対策本部として利用される。

 このほか、敷地内には損傷した堤防の保護や復旧に必要な根固めブロック850個、鋼矢板640枚、割栗石1720立方メートルを備蓄。鋼矢板などこれらの資材を用いれば、堤防が壊れた個所で最大140メートルにわたって仮堤防を築くことが可能だ。

 同ステーションから約1キロ下流には、JR東北本線や京浜東北線などが走る鉄道橋があるが、堤防の高さより低い位置にあることから、河川の増水が進めば下流域に洪水を引き起こしかねない要注意個所として従来からマークされていた。

 国交省荒川下流河川事務所によると、今回誕生した同ステーションが行う迅速かつ効果的な水防活動によって洪水を防ぐことができれば、都内では北、荒川、足立、墨田、葛飾、江戸川、江東、台東、千代田、中央の各区が浸水被害を免れるという。

 公明党の太田昭宏代表(衆院議員)は、近年のゲリラ豪雨など新しいタイプの災害が目立つことを踏まえ、荒川などの防災対策の強化を国交省に要請。「浮間地区荒川防災ステーション」も、その一環の中で建設されたもの。5日の開所式で太田代表は、「ここを拠点に災害から東京を守る態勢が整備された」と述べ、開設の意義を強調していた。