太田あきひろです
春とはいえ、今年は寒い日が続きます。
二つの大きな節目にさしかかりました。
一つは国会――。
24年度予算案が昨日、衆院を通過しました。公明党は予算案には反対。税収を上回る国債発行が3年も続いていること。3党合意で昨年来、協議を進めてきている農家戸別所得補償などの課題について、結論も出さないで勝手に予算に入れていることも多々あること、基礎年金の国庫負担の財源を交付公債という粉飾的手法を用いていること、マニフェスト以来のバラマキの項目が清算されていないこと、景気・経済の回復や円高・デフレ対策の戦略がないこと等々の理由です。
関連法案は従来から中身を見て是々非々の姿勢。税制など評価できるものは賛成。労働者派遣に関する法案、福島の復興に関する特別措置法案など、我々が修正協議を主導したものには当然賛成する――そうした立場です。
公明党のブレない姿勢が示された衆院の予算審議でした。
もう一つは東日本大震災から一年――。
「被災地に復興の春を」――私は10日、11日、郡山、仙台、石巻と現地に行きます。
被災地の現状――。福島と宮城と岩手はそれぞれ違いはありますが、「遅い、にぶい、心がない」という政府民主党の震災対応が今日まで復興を遅らせてきました。被災地の風景はガレキが横に片づけられただけで、その「震災ガレキ」は積み上げられたまま。原発事故、除染、賠償、そして産業再生と雇用、風評被害・・・。とくに雇用(仕事)、医療・介護の急増と人手不足などは深刻。
前に進まずイライラが現場には募り、打開する手立てであった復興庁も縦割りの弊害を除去できていないし、このほどの復興交付金の第一次配分も宮城県知事の怒りを買うなど、政府民主党の対応は全くダメ、心が通っていません。
私は現場に、被災者にどこまでも寄り添い頑張ります。