その気でやる男 太田あきひろ

太田のぶちかまし!

太田のぶちかましの最近のブログ記事

景気が悪いのになぜ円高か――「ルーズベルト不況?」と政府無策

 

  本当に頭がクラクラするような暑さです。回っていると「太田さん、何とかしてよ」と必ず言われます。「何とかしてよ、景気を」が多いが、最近は「何とかしてよ、この暑さ」とも言われ、苦笑します。そこまではできませんが、景気は何とかしなければ政治ではありません。

 政府は何もしない。「政治空白だよ」という声があふれています。景気・経済に何の手も打たない。ひどいものです。政府の経済状況認識が全く誤っており、しかも深刻さが全く分かっていないことは情けないといわざるを得ません。

 1つは、「100年に1回といわれたリーマン・ショックの余震やまず」という認識が日本はあまりに希薄だということ。ドバイ・ショックもギリシャ・ショックも「余震やまず」の表れであり、これまで何度も私が報告してきたように「世界は晴れ(東アジア、ブラジル等)、曇り(日、米、英)、雨(PIIGS=ピッグス。ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペインの5カ国)の3極分化」しているということです。そういう意味では、世界が挙げて景気・経済の建て直し、景気対策に協力しなければならないということです。6月のG20はその意味で景気対策、財政出動、財政再建の主張が国ごとに入り乱れ、極めて心配なまとめ方だったと思います。

 今は非常時であり、非常時の経済政策が大事であるという認識を持たないと大変です。

ゲリラ豪雨、深層崩壊への本格的取組みを

 

 雨の降り方がおかしい。ゲリラ豪雨、集中豪雨による被害が頻発している。7月5日の夜、板橋区で107mm/hという記録的なゲリラ豪雨もあり、石神井川下流の私の地元・東京北区で、浸水被害が起きた。前が見えないほどフロント・ガラスを打ちつける猛烈な雨を、遊説先から戻る高速道路の上で受けて、その夜はただちに現場に駆けつけた。なかでも堀船地域は石神井川があふれ、明治通りが400mにもわたって冠水。ガードレールを超える深刻な浸水被害となった。考えることは、「二度と起こさないためにどうするか」という一点だ。

 

先憂後楽の政治

 「先憂後楽」は政治の基本だ。「為政者は民の前に痛みを知り、民の後に喜びを知るべし」という言葉がある。「今の日本の政治家は民より先に自分たちが喜んでいる」という苦言が新聞紙上にあったが、今の民主党政権には庶民の痛みや国家の危機感を察知する心が決定的に欠如している。

世界経済は晴れ・曇り・雨の3極化--間違いだらけの政府の経済政策

 

  「GW明け東京株、300円超の急落、ギリシャ危機拡大を懸念」というニュースが駆け巡ったのは、5月6日のことだ。「ゴールデンウィーク明け6日の東京株式市場は、連休中にギリシャ危機の拡大で、ニューヨーク株式市場などが大幅に下落したことを受け、日経平均は急反落して取り引きが始まった。200円安で寄りついた後、下げ幅は300円超に拡大した」というニュースだ。それから1ヶ月余。ギリシャの危機は、ユーロ全体の弱点をあらわにし、押し寄せる波のように世界各国に大きな影響を与えている。

 

まず日本経済をしっかりさせよ

 

  しかし、そのつど、「日本への影響はどうか」という論調ばかり語られ、正直言って私はもっと落ち着いて、巨視的な分析と、足元の日本経済をしっかりさせることに力を注ぐべきだと思う。なぜそういう論調にならないか、残念で仕方がない。
  実はリーマン・ショックから1年9カ月、世界はAグループ、Bグループ、Cグループにはっきり3極分化している。「晴れ、曇り、雨」だ。G20を中心にして協調・結束してきたなか、出口戦略が焦点になっているのに、「日本経済は回復に遅れ」だ。

少子高齢社会の劇的な構造変化

 

  「日本の未来に対するビジョンを示せ」と言われることがある。しかしよく聞いてみるとイデオロギッシュな国家像を求めているのではなく、未来に対する不安を除去する「生活ビジョン」であることが多い。かなり現実的、生活に密着した安心社会をどう築くか、再建するかということだ。
 ベルクソンは「問題は正しく提起された時にそれ自体解決である」と言った。現在の日本社会の構造変化をどう直視するか――。私はグローバリゼーション、少子高齢化、環境の制約の3つが、劇的な構造変化だと思う。この変化に対応できてないから、未来への不安が増幅する。時代の変化を嗅ぎ取るセンサーをもつこと、政治のリーダーシップの大切さがそこにある。
 少子高齢化。人口の推移は経済(成長にも、内需ということにも)や社会保障の仕組みにも決定的に影響を与える。

危機感なき政治と口蹄疫

 

「ひどい政治ですね」が挨拶のようになっている。日本が危ない、そう皆感じているのに、政権の目をおおうばかりの迷走が続いている。この一週間も「口蹄疫」「普天間」「高速道路」など、民主党政権の迷走・ひどさが露呈している。こんな国民生活と遊離した危機感なき政治はかつてなかったものだ。

今、大変な状況にある口蹄疫もそうだ。5月20日で、宮崎で口蹄疫が確認されてちょうど1カ月。政府は全く危機感が欠如しており、ここまで被害を拡大してしまった。今年に入って中国、韓国で口蹄疫の被害拡大しているのにだ。危機感の欠如は常軌を逸している。