その気でやる男 太田あきひろ

私の読書録

私の読書録: 2008年12月アーカイブ

12-26.JPG  思索頭脳というものがあるように私は思う。本を読み、哲学・思想にふれていると頭脳に幅と奥行きとうるおいが生まれてくる、そうした頭脳の状態だ。
  木田元さんの「現象学」を読んだのは、これが1970年に出版されたわけだからもう30数年前のことになる。大学在学中か就職したばかりの頃だ。
  ランボオ、ドストエフスキー、キルケゴール、そして、木田元さんの迫ったハイデガー、メルロ・ポンティ。近代理性主義の限界を見て、それらを読み、解き、思索する人々が世界に一気に出た。日本も。
  木田さんは、読書の師匠は小林秀雄に限られなかったと「あのころは、文学のいい師匠さんが大勢いた」と淡々と語っているが、再びまた「その総元締のような感じだったのが小林秀雄であった」と語っている。小林秀雄の思索の強靭さ、深さは、私自身感じ入り、著作だけではわからないと、肉声のテープを手に入れて何度も聞いてきた。何ともいえない落ち着いた心を得たものだ。「モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない。涙の裡に玩弄するには美しすぎる」という言葉などは思索における華麗で切れ味ある匠の技だ。
しかし、それにしても木田元さんの哲学への踏み込みにもすごみがある。
12-18読書.JPG 大変なベストセラーで、確かに面白い。老練のようだが、なんと水野さんは32才だというから、息子と慶大の同級生かもしれない。えらいことだ。
 成功の秘訣はここに書かれているとおりだと思う。だが、それは成功というより、いい、楽しい人生を送る秘訣ということでもある。
 ガネーシャから出される課題を、1つ1つ実行すると、人生はそうなるはずだが、じつはその根源に、生命力が必要だと思う。愛嬌にも勇気にも、感謝にも、挑戦にも、行動にも、自分や他人をホメたり喜ばせたり運がよいと思ったりするにも、笑い笑わせることにも、楽しむにも生命力がいる。テクニックではなく、それが根源なのではないか。

12-12-1.JPG 山本寛斎さんが、身体をこわして、残しておきたいと思った言葉、考え方、生き方。熱血語10ヵ条だ。
 思いを、夢を、やりたい事を、ピュアにストレートに、言語、身体、行動を全部使ってぶつける「熱血語」10ヵ条だ。
 「外見こそが最も重要な自己表現だ」「夢を叶えるコツは、狂ったように欲しがること」「未来に前例などない。迷ったら新しいほうを選ぼう」「最後まであきらめない人に未来は開かれる」「好きなことに没頭しよう!そうすれば辛いことも苦にならない」「戦いの前に"勝つべき理由"を明確にせよ」――など。
 朝5時に起床して、木々にふれ、青空にふれ、大地にふれて、細胞が目ざめて、一気に1日をスパートする。日本人が世界の舞台でド肝を抜く。今日本で最も必要なエネルギーあふれる、元気になる書。

081205book.JPG 金融資本主義の終焉の話かと思うと、どんどん本当に生活防衛、年収防衛の話になり、「節約は固定費から」「電気代の節約」そして、資産運用も細かい。暖かさがユーモアをともなって伝わってくる。「そこそこ稼いで、ほどほどに暮らす」「生涯恋愛社会の構築」「増える非正規社員」「弁護は地方のビジネスになる」「商店街の活性化」――時代はマネーゲームの狂乱の時代を終え、確実な、まともな、真面目に普通に働く人が主役の人になる時代が来るから、生き残るライフスタイルをつくっていこうと庶民に呼びかけている。