私の読書録

ちよぼ  諸田玲子著  新潮社
2020/10/16
     

ちよぼ.jpg加賀百万石の前田利家の正室まつ。千代保は織田軍に攻め滅ぼされた朝倉家の家臣・上木新兵衛の娘で、まつの侍女となり、後に利家の側室となる。秀吉が明国へ触手を伸ばそうと肥前・名護屋城に向かう時、利家は糟糠の妻・まつではなく、若い側室の存(あり)を同行させるつもりだったが、存は体調をこわしており、思いがけず千代保が同道する。それが側室となる機縁となった。千代保の人生は波乱に満つものとなったが、次々に降りかかる荒波を乗り越えて、三代・前田利常、四代・光高ら子孫たちを育て上げた。一族を守り、前田家を守るために一身を擲って闘い続け、頼られ慕われた女性であった。機転がきき、決して悪口や愚痴はいわず、笑みを絶やさない女性だったという。

朝倉家滅亡、本能寺の変、柴田勝家・秀吉の賤ヶ岳の戦い、秀吉の朝鮮出兵、関ケ原の戦い、大坂冬の陣・夏の陣・・・・・・。歴史の大波を浴びながら千代保はしっかりと周りを守った。心配りもして励ました。正妻・まつと若い側室・千代保との激しい意地の張り合い・確執もあったが、「老いたりといえども凛として、一度として下手に出ることのなかったまつを『あっぱれ』と胸の内で称賛し、まつが加賀前田家の太陽なら自分は月、好敵手に恵まれた半生をこの上なく幸せだと思った」と「加賀百万石を照らす月・ちよぼ」を描く。近辺に及ぶキリシタン弾圧や、前田家を守るために長年にわたる"江戸での人質"をも安詳として受ける。能登に日蓮宗の五重塔を建立する。寿福院「ちよぼ」の波乱の生涯を描く。


プロフィール
プロフィール
太田ものがたり
活動地域
政策
太田がめざす政治
政策・ビジョン
政治コラム太田の政界ぶちかまし
実績
ピックアップレポート
国を動かした実績 1
国を動かした実績 2
北区の実績
足立区の実績 豊島区・板橋区の実績
活動記録
活動ニュース
ブログ
動画
太田チャンネル
太田へのご意見・ご要望
サイトマップ
サイトのご利用について
プライバシーポリシー
ホーム
Twitter
facebook
ページ上部へ戻る