私の読書録

渋滞学  西成活裕著  新潮選書
2022/01/12
     

juutai.jpg2015年に「首都高速の中央環状線が全面開通。首都高5号線が5%車両が減って、渋滞が50%解消した」「圏央道への合流箇所で1車線増やして大幅に渋滞が緩和した」「首都高の合流箇所でゼブラゾーンをとったら渋滞が緩和した」・・・・・・。国土交通大臣時代、渋滞解消に力を注いだが、「渋滞学が学問としてあればもっと・・・・・・」と思ったものだ。だがあったのだ。しかも本格的に、それ以前から。敬意を表したい。

「人や車などの集まりである『自己駆動粒子系』とその渋滞を考える理論モデルがASEP(エイセップ)」「渋滞は臨界密度以上に粒子が増えると発生する現象。その相転移の臨界密度は2分の1」「1車線で1Kmあたり約25台。車間距離の40m以下で渋滞は発生する」「渋滞の直前にはメタ安定の状態がある」「高速道の渋滞原因のうち、サグ部が原因の自然渋滞が3割を占める」「事故や工事、信号がある場合はボトルネック型」・・・・・・

「人の渋滞――群集の状態は、会衆、モッブ、パニックの3つに分類できる」「人は自己駆動粒子だが、お互い密着した状態では自己駆動性が失われ、ニュートン粒子に近くなる」「アリが行列を作るのは『道しるべフェロモン』のおかげである。アリは目が退化している」「フェロモンは揮発性なので、アリ間距離が短い方がアリは早く進める」・・・・・・

「世界は渋滞だらけ――インターネットの渋滞、パイプを流れる粉粒体は管が細くなって目詰まり、ブラジルナッツ現象、電車・エレベーター・航空機のダンゴ運転とボトルネック、血流の渋滞など体内の渋滞、ディズニーランドの整理券システム」「微積分で世界は変わった」「コンピューターが間違える計算」・・・・・・

これは2006年の本。きわめて複雑で様々な要因が絡み合う渋滞現象に複雑系科学が挑む。15年経った今、どこまで進み、具体的対策が進んでいることか。


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