太田あきひろです。
年の瀬、今日も街は動いています。このところずっと、一年のご挨拶回りをしています。出る言葉は「それにしてもひどい政治ですね」「このままでは日本は沈没してしまう」というもの。そして、「何としても景気・経済の回復と雇用を」という言葉が続きます。
リーマン・ショックから2年余りの経済――。世界協調しての金融大緩和と財政出動で大恐慌回避とV字回復を成しとげたのが2009年の世界経済でした。しかし、今年はギリシャ・ショックにおびえ、通貨切り下げ競争に走り、G20を中心とした金融・財政政策に乱れが生じ、先進国と新興国が2極分化、"大いなる不安定"のなかにあります。
日本は、長いデフレを克服し経済正常化への確たる道を歩むべき重要な時を迎えています。大きく見れば、デフレ要因の「信用収縮」「株や地価下落の逆資産効果」「商品価格高騰の交易条件悪化」「円高による輸出減」を改善するチャンスといえます。先日決定の来年度予算・税制改正は「理念なき小手先、辻つま合わせ、財源あさり」と酷評されていますが、全くその通りです。政治の迷走は許されません。政治がしっかりしなければならないと思います。頑張ります。
太田あきひろです。
予算編成・税制改正作業が政府・与党によって行なわれています。迷走また迷走、「子ども手当」にしても「基礎年金の国庫負担2分の1」にしても財源を求めて毎日のように変わっているというひどさです。
たとえば「子ども手当」の迷走です。
(1)今年度から子ども手当が1万3千円となった。
(2)しかし来年から年少扶養控除が廃止される。
(3)そこで3歳未満は、児童手当の時に1万円だったので3千円増えたといっても、年少扶養控除が廃止されると児童手当の時代より負担増になり、手元に残る額は実質減る家庭がでる。不満が当然出る。
(4)だから辻つま合わせで、3歳未満は7千円増やして2万円とする案をだした。(充実させようとしたのではない)
(5)しかし財源がない。そこで、この一週間位、迷走に迷走を重ねている。
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