昨日28日、公明党足立区議員団、近藤やよい足立区長とともに、大畠章宏国交大臣に会い、「首都直下型地震、東海・東南海・南海地震―津波等の安全対策についての申し入れ」を行いました。
東日本大震災を受け、首都圏では避難場所は本当に大丈夫か。液状化の地域が広がるのではないか。河口の石油タンク等の破損による火災が河川をさかのぼるのではないか。公共の建物、家庭の防災対策など、新たな基準に基づく防災都市への備えが迫られています。
とくに「想定マグニチュードの規模を再検討し、対策を行うこと」「津波を想定した対策をたてるため、基礎的データの蓄積につとめること」「石油タンク等の破損による火災への対応、また、河川を遡ることによる火災範囲の拡大への備えに力を注ぐこと」「堤防・水門、橋の強化策を改めて検討すること」「液状化の危険を防災計画において常に付加すること」「避難場所について、住民の十分な安全を確保できるよう再検討すること」「情報提供が的確になされ、避難経路の確保をはじめとして、住民の命を守る行動ができるよう工夫を凝らすこと」「備蓄倉庫が軟弱地盤・津波被害が想定される地域に集中していることに鑑み、安全を確保する措置を講ずること」などを求めました。
大畠大臣からは、「真剣な取り組みを開始する」との答弁がありました。
しっかり頑張ります。
高橋源一郎さんの「さようなら、ギャングたち」は1981年だというから、もう30年。注目していた。内田樹さんは、「下流志向」「街場の教育論」「日本辺境論」から「街場のメディア論」まで、かなり読んできた。
し かし、「縮んでいく日本」「静かな日本」「人口の減る日本」「縮みながらも文化的に暮らせて、自尊感情が維持できて、国際社会の中でできる範囲で立派な役 割を果たせる国になれれば、それで上等じゃない? なのに、相変わらず"右肩上がり"だ」――世界に先駆けて、日本が示せるものを、情理を尽くして熱く語る政治家が望まれている、と言う。
昨年12月発刊の書。河田さんは復興構想会議のメンバー。活躍が更に期待されるが、京大土木の1学年後輩にあたるようだ。東日本大震災に襲われ、首都直下、東海・東南海・南海地震に備えなければならない今、「津波」を余すところなく語る本書は必読。
「減災社会を築く」「避難すれば助かる」「それには津波の知識の絶対量を増やす」という河田さんの思いが伝わってくる。
「どこに何があり、何をしているのか」と副題にある。そして原発ばかりが原子力施設ではない!と指摘し、原発から加工・再処理施設、研究炉に至るまで、全てを網羅。原子力の歴史、全データ、全貌を示してくれている。
太田あきひろです。
17日より統一地方選の後半戦、24日が投票です。初日は東京(地元北区と文京、港、世田谷)を回り、昨日は愛知、今日は福岡で遊説です。
東日本大震災は、被災地のみならず、どこに行っても深刻な影響を与えています。
一方、「自分の地域は大丈夫か」と、防災対策の練り直しが始まっています。
じつは東京近辺――。驚くことに、利根川河口の銚子では最大偏差2.64mの津波。東京の荒川でも河口で82cm、その上流28kmの板橋と埼玉の境界・笹目橋で50cmの津波。隅田川でも足立区小台で75cmの津波、多摩川河口で95cm、13km上流の田園調布下で50cmの津波が今回、発生しています。
避難場所自体が本当に大丈夫か。公共の建物、家庭の防災対策など、点検作業と防災都市づくりが急務です。
先日、私は国交省荒川下流工事事務所でこの点を打ち合わせ、昨日は愛知県蒲郡市で市長とも懇談・打ち合わせをいたしました。
頑張ります。