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12月に行われる来年度予算編成、税制改正に向けて、今、公明党では精力的に団体ヒアリングを行っています。

16日、私は観光5団体(日本観光振興協会、日本旅行業協会、全国旅行業協会、日本ホテル協会、日本旅館協会)から要望を受けました。

また夕方には、全国ハイヤー・タクシー事業者大会に出席、そこでも課題を聞きました。

観光5団体からは、「宿泊産業のIT化等への予算措置」や「違法民泊事業者への罰則強化」「耐震改修工事等に係る固定資産税の税制措置」など、さまざまな要望をいただきました。

現場の声を受け、全体観を踏まえて、議論して参ります。


ピアニストだって冒険する  中村紘子著.jpg昨年亡くなった世界的なピアニスト・中村紘子さんの直前まで書かれたエッセイ。まさに世界を舞台にした交遊の広さ、文化芸術の深さ、文明や社会への確かな視座、鋭いうえにナチュラルな人間洞察・・・・・・。同世代だが、きわめてドメスティックな自分には異次元の世界に感嘆する。

「音楽の演奏にとって大切なことは、ブレスをとることです。声楽家は肺でとるけれど、ピアニストは手首で呼吸しなければなりません」「時代も、知性と教養を重んじていた世代から、経済優先の価値観に変わりつつあるようにも思えるが、クラシック音楽の世界ではどうだろうか」「名演に飽きた時代への嘆き(ラン・ランの演奏にはそもそも様式や伝統というものを越えた個性と超絶技巧があり・・・・・・音楽のかたちをゆがめてしかもそれが大衆に受けているのを見ると、なんだかピアノを弾くのが虚しくなってくる)」「音楽のちから」「どうも近年、クラシック音楽をはじめとする、いわゆる人間の『成熟度』を必要とする分野に携わる人々の存在感が希薄になってきたように思う。世の中は、政治・経済、そしてスポーツが中心に廻り、芸術文化、特にクラシックはほんのお義理にお飾りのように隅っこの方に参加させて頂いているといった印象だ・・・・・・もてはやされているのは軽チャーであり、未成熟な子供っぽい思考である」「願わくば、文化芸術の偉大さを知り、尊敬に価する優れた知性と豊かな心をもつ政治家こそが、日本の未来を作り上げる中心となって欲しい」「プライドと国家の品格」「大人になりたくない(未成熟を売物とする日本)」・・・・・・。

「ピアニストの冒険は手で始まる」――ピアノ以外で手を使うことのすべては危険な冒険につながり、小中学校で「体育の授業はほとんど見学だった」という中村紘子さん。世界を舞台に真っすぐに走り抜いた人生の境地が率直に語られる。


AX アックス.jpg「兜」は最強の殺し屋だが、普段は文房具メーカーに勤める「三宅」と名乗る会社員。おまけに家では妻に全く頭が上がらない恐妻家だ。業界から抜け出したいと思う兜だが、そのつど持ち込まれる仕事につい手を出すハメになる。妻の尻に敷かれ、びくびくと尋常ではなく気をつかう男が、超一流の殺し屋であったというギャップは笑えるほどだ。

その兜が突然、8階建てのオフィスビルの屋上から落下し、死亡する。「父は自殺ではなかったのでは?」――。息子の克巳の中で父の死に対する疑念がしだいに大きくなっていく。終章末尾に向かってぐいぐいと引きつけていく伊坂幸太郎「殺し屋シリーズ」の最新作。面白い。


防災訓練 171112.jpg

12日、澄み渡る青空と暖かい日射しのなか、地元北区では「防災運動会」や「防災訓練」、「少年少女サッカー大会開会式」「アスリートふれあいフェスタ」「茶華道展」「文化センター祭り」「町会の文化祭」など多くの行事が行われました。

「アスリートふれあいフェスタ」には、日本人初の100メートル9秒台の桐生選手も参加し、俊足を披露していました。

また、北区滝野川地区では「防災運動会」に地域の多くの方々が参加。初期消火体験や給水車展示など通常の訓練だけでなく、防災バケツリレーなどが競技として行われました。災害時は地域のつながりが大切。地域の方々が多く参加でき、こうした工夫された防災訓練はますます大事です。

多くの方々と懇談できました。

北区少年少女サッカー大会171112.jpg


グローバリズム その先の悲劇に備えよ.jpgトランプの登場や英国のEU離脱、分裂の兆しを見せるEUの現状。「今は誰もが驚き、『ポピュリズムだ』『反知性主義だ』とレッテルを貼って安心しようとしている。しかし10年後はどうか・・・・・・グローバリゼーションを時代の必然と盲信して突き進んだ人々が、現実によって復讐される悲劇となる」――。世界経済の一体化がかつてない規模で進み、グローバリゼーションは必然、自明のものとされてきたかのように思うが、ポラニーが指摘しているようにそうではない。その流れのたびに世界秩序は大きく動揺し、そのなかで国家の主権が強化され、国内の社会基盤が整備され、軍事や福祉・社会保障の仕組みが強化されていく。その事実と歴史的文脈を見よ、という。

「ポピュリズムの定義は、条件が2つあって、1つは大衆迎合主義で、もう1つの条件は反グローバリズム」「愚かな民衆はグローバリズムが利益となることを知らないんだ、という文脈でポピュリズムという用語が使われるが、"ものがわかっているエリートvs.わかっていない民衆"という構図は大間違い」「戦後の平和と繁栄は、戦前のグローバル化を踏まえて、貿易や資本移動に制限を加えたおかげ。疎外される人がぐんと減って、平和で豊かになった」「今、起きているポピュリズムは戦前のファシズムと同じと考えるのではなくて、いったんは形成された中間層が崩れたことで生じた不満の爆発だ」「今のアメリカには労働者と富裕層の分断、金融業に関わる人々と製造業に携わる人との分断、ウォール街とラスト・ベルトの対立がある」「英国のEU離脱は主権の回復運動」「"自由貿易が戦後の教訓"は嘘」「近代合理主義は不確実性を克服できない。だからこそ政治が必要だ。政治学というのは不確実性のアートだ」「理論が示す確実性の世界と、現実の不確実性の世界を橋渡しするのが知性のあるべき姿。大衆も政治家も学者も、不確実性に対する忍耐力とかプラグマティズムを失っている」・・・・・・。今の時代に激しく切り込む。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任、公明党前代表。前国土交通大臣、前水循環担当大臣。

現在、衆議院議員、党全国議員団会議議長、東京第12総支部長、首都直下地震対策本部総合本部長、現代中国研究会顧問など。

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