AIに負けない子どもを育てる.jpg待望の「AI vs.教科書を読めない子どもたち」の続編。前著はAIの限界、AI時代の迷妄を打ち破るとともに、日本の教育の本質に迫る衝撃的著作だったが、本書は具体的、実践的で抜群に面白く、重要だ。「読解力が人生を左右する。とくにAI時代は」「『教育のための科学研究所』(新井紀子代表理事・所長主催)は日本全国の幼稚園・保育園・小学校・中学校・高等学校のホームページを無償で提供する」と覚悟を示す。

「AIが苦手とする読解力を人間が身につけるにはどうしたらいいのか」――。徹底して作り上げてきたRST(リーディングスキルテスト)を実際に示し、「係り受け解析」「照応解決」「同義文判定」「推論」「イメージ同定」「具体例同定」の6つの構成を提示する。RSTがいかに信頼性を獲得してきたか、努力には感服する。しかし、RSTはあくまで、視力検査と同様、「診断のツール」で達成度テストではない。そのうえで「読解力を培う授業」「意味がわかって読む子どもを育てるため」にどのようにしたらいいのか。実例を積み重ねながらの挑戦の課程が示される。

加えて本書には「体験版リーディングスキルテスト」が収録されている。やってみると「よく読む」という作業は結構、エネルギーを使うものだ。前著とともに面白く必読の書。


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令和元年度北区消防団点検が22日行われ、北区の赤羽・滝野川・王子消防団が全て集合。「消防操法」「消火活動」「救出・救護活動」を行いました。

昨今の台風15号が首都圏を襲い、停電・断水など大被害を及ぼしているなど、災害が頻発しています。首都直下地震や南海トラフの大地震も懸念され、備えを急がなければなりません。「日常の管理・点検なくして危機管理なし」――。私が常に言っていることです。例年以上に大事な「消防団点検」となりました。

またこの土日は、「小学校の運動会」「祭礼」「大相撲・境川部屋の千秋楽パーティー」などにも参加しました。


中野京子と読み解く運命の絵.jpg絵画から歴史、神話、感情・思い、流転、栄枯盛衰があふれ出ている。絵画が小さいのは残念だが、中野京子さんの解読はダイナミックで伝わる鼓動は生々しい。「もう逃げられない運命の絵」を感じさせてくれる。

アントワーヌ=ジャン・グロの『アルコレ橋のナポレオン』――風に長髪をなびかせたナポレオンは「小柄、貧弱、惹きつけるものがない」どころか、魅力にあふれている。さらにグロが描く『ヤッファのペスト患者を見舞うナポレオン』は絶頂期のナポレオンだ。ウィリアム・ターナーの『戦艦テメレール号』――。1805年、ネルソン提督率いるイギリス艦隊とヴィルヌーブ提督指揮下のフランス・スペイン連合船隊が激突したトラファルガー海戦。先陣を切るネルソンの旗艦ヴィクトリー号が攻撃され、あわやという時、援護に入って撃退したのがテメレール号。その後の海戦でも何度も出陣、しだいに満身創痍のテメレールは解体のために蒸気船に曳航される。哀愁漂うその姿を描いたこの作品を、中野さんは"老兵はただ消え去るのみ"という。

エドゥアール・マネ最晩年の大作『フォリー・ベルジェールのバー』――。1882年、パリのミュージックホール、猥雑きわまりないフォリー・ベルジェール。「金髪の売り子嬢はまっすぐ正面を向いている。・・・・・・官能的な唇、だが表情は虚ろだ。ほんの一瞬、孤独が木枯らしのようによぎったとでもいうように」と中野さんは語る。ウィンスロウ・ホーマーの『メキシコ湾流』(1899年)、テオドール・ジェリコーの『メデュース号の筏』(1818~19年)――。生還できるか、まるで映画のワンシーン。

ベラスケスの『ブレダ開城』――。1635年、凋落するスペイン。戦火と貧困、ネーデルラント北部(オランダ)の独立運動に喘いだスペインのフェリペ四世は、志気を鼓舞する戦勝記念連作絵画12点を宮廷画家に制作させた。名将スピノラ将軍のスペイン的騎士道精神の高潔さを描いたもの。

ヴェルネの『レノーレのバラード』、シェフェールの『レノーレ――死者は駆けるのが速い』――。絶対王政がゆるみをみせ、ヨーロッパ中が不穏な気配に覆われだした18世紀後半、ドイツの詩人、ビュルガーが『レノーレ』を発表する。7年戦争(1756年~1763年)で死んだ恋人が若き女性レノーレを連れ去る物語。「死人とは駆けるのが速い」――すさまじい絵画。

時代と渦中の人間の流転が、身震いするように迫ってくる。


さよならの儀式.jpg面白いが恐ろしい。8つのSF短篇集だが、AI・ロボット、科学技術の急進展によって、描かれた世界が「ありうるもの」と感じられるから恐ろしいのだ。社会の変質がいつの間にか始まっている。宮部みゆきの全方位的な想像力に凄みがある。

「母の法律」――被虐待児とその親の保護と育成のために「マザー法」ができる。親子のつながりに国が介入。とくに"社会で育てる"大義から記憶を消す「記憶沈殿化措置」がとられる。「戦闘員」――定年退職した孤独な老人。ルーティン化した散歩。街には防犯カメラがいつの間にか増え監視されているが、どうもそのカメラに侵入しているモノがある。「わたしとワタシ」――45歳の"わたし"の前に、女子中学生の"ワタシ"が現われタイムスリップ。自動販売機もスマホも、身近な所で日常のアイテムも大変化していることを実感する。

「さよならの儀式」――汎用作業ロボットが各家庭で使われ家族のようになったとき、それを廃棄する時の感情移入や別れの辛さ、廃棄業者の現実。「星に願いを」――隕石が近くに落ちてから妹がどうもおかしい。宇宙からの外来者がカラダを借りたらしい。

「聖痕」――調査事務所に持ち込まれた相談。社会を騒がせた事件の元<少年A>が、ネット上ですでに死んでいて「人間を超えた存在」になっているという。ネット社会、フェイクの暴走にどう対応するか。ネット上で生まれる"新しい神"の恐ろしさ。「海神の裔」――小さな漁村にやってきた「屍者」が村を救うが、昔からある「屍者」とは・・・・・・。「保安官の明日」――人口わずか823人の平和な町(ザ・タウン)での保安官の周りの事件。「世界は変わった。人造擬体は、今じゃ珍しいものではない」「世界は人間のものだ。人造擬体のものじゃない!」・・・・・・。


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14、15、16日の三連休――。涼しい日、暑い日、雨の日となりましたが、地元では「祭礼」行事が盛大に行われました。多くの方々と交流・懇談ができました。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任、公明党前代表。前国土交通大臣、前水循環担当大臣。

現在、衆議院議員、党全国議員団会議議長、東京第12総支部長、首都直下地震対策本部総合本部長、現代中国研究会顧問など。

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