太田あきひろです。
台風一過、スポーツの秋、文化・芸術の秋の到来です。
地元北区・足立区では、数多くの小学校の運動会や町会の行事が行われました。50メートル・100メートル走、騎馬戦、綱引きなど、力いっぱいの競争が雲一つない青空にまで響きました。
そんな中で「第6回アジアの子供の夢舞台」(同実行委員会と北区等の共催)が今年も盛大に行われました。ネパール、香港、アフガニスタン、台湾と地元北区の子どもたちがそれぞれの国の舞踊等を演じ、感動をよびました。海外の子どもたちが芸術を通じて交流していくことが、いかに大事なことか。
「教育の深さこそ未来の社会を決定する」――教育を語る政治家が少なすぎます。そのためにもスポーツや文化・芸術の振興が大事です。
景気・経済、社会保障は喫緊の課題ですが、こうした教育の推進等に力を入れなければ日本の未来はありません。頑張ります。
太田あきひろです。
民主党の代表選を待ち構えていたように、為替市場では円が急騰、一昨日はやっと「円売り介入」が実施され、為替相場は1ドル=82円86銭から一気に円安=ドル高になりました。
これまで、為替市場や株式市場は、完全に民主党政権の実行力の欠如を見透かしており、首相や大臣が発言しても「何もできるわけがない」と侮って、完全に日本は世界の標的となっていました。今回の介入は意外感もあったので、円安へと動いたわけです。
しかし、とにかく遅い。総合的な景気・経済対策がないこともあり、これから相当、投機筋の円買い、押し合いが繰り返されますが、油断なき対応が不可欠です。
日本の円高は世界経済のバックグラウンドなしには語れませんが、今、重大な局面だと思います。
●リーマン・ショックから、ちょうど2年。100年に1回の危機は乗り越えられていない。余震やまずの状態にある(この危機の認識が本当に希薄)。
●ドバイ・ショックもギリシャ・ショックも、その余震の表れと言える。
●世界はこの2年、G20を軸にして、金融・財政両面で協調してきた。国ごとに晴れ、曇り、雨の三極状況はあっても、効果は間違いなく出てきていた。
●しかし、今年6月のG20は、世界の協調に乱れが生じ、ユーロ圏など緊縮財政に転ずる国もあり、全体としては1.5兆ドルの逆噴射となり、7、8月の経済指標を見ると景気はV字型回復一転し、√(ルート)型に沈み始めている(ルーズベルト不況にならないことが歴史の教訓)。
●同時に、各国が為替の切り下げ競争の(輸出によって景気を回復しようという)様相を呈してきた。
●米国にも景気に鈍化の兆しがあり、追加金融緩和期待でドル安が進行。併せてオバマは追加景気対策の模索に入った。
●これに対して、民主党政権は「昨年から予算を取り上げ、削除する逆噴射政策」をとり、「円無策」が続き、沈黙・無策の日本を世界は標的とし、シワ寄せをし、景気が悪いのに円高をもたらした。
●日本は今、断固たる金融・財政政策を推進しないと大変だ。
●円高対策はもちろんのこと、根本的なデフレ脱却への景気・経済対策、しかも「リーマン・ショックの余震やまず」との認識に立った非常時の経済対策を遂行することだ。
●政府はここ至っても、今年度予算の予備費9200億円の緊急経済対策という極めて小規模な、シャビーなことしかやろうといない。危機感の欠如だ。
●公明党は9月2日、4兆円の「円高・デフレ脱却に向けた緊急経済対策」を提唱した。速やかに実行すべきだ。補正予算もやるべきだ。
こうした状況ですが、とにかく景気・経済の回復に全力をあげる時です。頑張ります。
太田あきひろです。
円高の猛威にさらされているのは大企業だけではありません。もっと深刻なのは中小企業の現場にあります。
昨日、墨田区にある豚のなめし皮をつくる工場(日本全国から豚の皮が集まってくる)を視察しました。円高で輸出が大変、逆に皮革製品が日本に安く入る。
しかし、もし、こうした優秀な工場が日本で成り立たなくなると、全国の豚の皮を処理する所がなくなる。大変な問題です。
こうしたことが、あらゆる業界で起きています。構造変化です。
円高対策はマクロ経済運営の問題であることは当然ですが、同時に現実・現場を見すえた対策が急務です。
同じ墨田区には、今話題のスカイツリーの建設が進んでいます。活力と元気を与えるこうした事業をダイナミックに行うことも大切です。あわせて視察をいたしました。
- 1