相馬市の避難所で2-thumb-240x158-thumb-200x131.jpg  東日本大震災は緊迫した状況が続いています。昨日26日、地震・津波・原発の直撃を受けている南相馬市と相馬市に行きました。状況は深刻。とくに南相馬市は、原発の避難指示の20km圏内と自主避難の30km圏内とその外側がいずれも入っている地域。「政府から出される指示は中途半端」「残って頑張りたいが、安全なのか危険なのか、どうすればいいのかわからない」「ここのシーベルトは、関東のシーベルトより低いんです。危ないばかりいうから物資もトラックも来ない」「屋内退避といっていて、自主避難となったが、ますますどうすればいいかわからない」「90歳の病気の親は出たくないと言っているし、外の馴れない避難所に行く方が身体が心配」「新小学生の子供はどこに行ったらいいのか。4月はもうすぐだ」「牛を6頭飼っているが、置いていけない。俺にとっては家族だ」「危ないと言ってみたり、健康には大丈夫だと言ってみたり、方針もクルクル変わるし、住んでいる者は不安がつのるだけ」「避難所から家に戻ったら知らない人が3人住んでいた」「1か月後はどうなる。1年後はどうなる。もう不安ばかりで、手がつかない」――とにかく不安と不満と不信が一気に噴き出し、「何とかしてほしい」という涙ながらの訴えをずっと聞いてきました。とにかく現場と生活が大事中の大事。被災地をただ視察することなどでは全くダメ。本当の話を聞いて、バックアップにとにかく走る決意をさらに固めました。頑張ります。

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 太田あきひろです。

 東日本大震災は、毎日、緊迫した状況が続いています。党として一丸となって状況掌握、政府への働きかけ、現場へのバックアップを更に強化することで動いています。

 

 今、最も重要なことは現場の必死の戦いへの全面的バックアップ。

(1)救命・救済を一刻も早く (2)福島第1原発をとにかく冷却(注水) (3)被災地の電気・水・燃料・医療・食料等の物資不足の解消――です。

 

 特にガソリン・油が現地で全く不足しているので動きが取れないこと。やるべきことは山ほどあり、政府の後手、動きの鈍さには怒りさえ覚えますが、まず「油」と「原発」です。
 一昨日、「ガソリンを運ぶタンクローリーは高速道の規制をはずせ」と公明党が強く求め、昨日からは高速道を走れるようになりました。原発の暴走を止めるのは3機能【(1)止める(2)閉じ込める(3)冷やす】です。発災時、制御棒を入れて「止める」ことはできましたが、何といっても今は「冷やす」ことの一点。自衛隊・消防・警察・全国からの電源車などの全面投入を私は政府に言い続けてきました。現場では今も必死の状況が続いています。

 

 党は今日も震災の対策本部、原発の対策本部を中心にして懸命に動いています。寄せられた声もしっかり反映できるよう頑張ります。
 未曾有の事態の今こそ、立党精神の「大衆とともに語り、大衆ととともに戦い、大衆の中に死んでいく」で頑張ります。

 


太田あきひろです。

毎日のように政治のひどさが露呈しています。"運用3号問題"(専業主婦の国民年金切り替え忘れ問題)は、これほど多額の財源を要する大事な問題を、課長通知で行なってしまうこともひどいし、官僚に責任を押しつけるのもひどい。

 

 また、民主党の土肥衆院議員が、日本政府に竹島の領有権主張を中止するように求めた「宣言文」を韓国国会議員と共同発表したことは、驚くべきことで、ひどすぎます。

 

「朽木は雕(ゑ)る可からず。糞土の牆(しょう)は杇(ぬ)る可からず」(論語)のとおり、今の政治は朽木でボロボロの土塀、まさに修復不可能の感があります。国家・人間の基本が崩れている。ひどすぎる軽さ・迷走を正さないと日本は沈没してしまいます。

しっかり頑張ります。

 

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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