東日本大震災は緊迫した状況が続いています。昨日26日、地震・津波・原発の直撃を受けている南相馬市と相馬市に行きました。状況は深刻。とくに南相馬市は、原発の避難指示の20km圏内と自主避難の30km圏内とその外側がいずれも入っている地域。「政府から出される指示は中途半端」「残って頑張りたいが、安全なのか危険なのか、どうすればいいのかわからない」「ここのシーベルトは、関東のシーベルトより低いんです。危ないばかりいうから物資もトラックも来ない」「屋内退避といっていて、自主避難となったが、ますますどうすればいいかわからない」「90歳の病気の親は出たくないと言っているし、外の馴れない避難所に行く方が身体が心配」「新小学生の子供はどこに行ったらいいのか。4月はもうすぐだ」「牛を6頭飼っているが、置いていけない。俺にとっては家族だ」「危ないと言ってみたり、健康には大丈夫だと言ってみたり、方針もクルクル変わるし、住んでいる者は不安がつのるだけ」「避難所から家に戻ったら知らない人が3人住んでいた」「1か月後はどうなる。1年後はどうなる。もう不安ばかりで、手がつかない」――とにかく不安と不満と不信が一気に噴き出し、「何とかしてほしい」という涙ながらの訴えをずっと聞いてきました。とにかく現場と生活が大事中の大事。被災地をただ視察することなどでは全くダメ。本当の話を聞いて、バックアップにとにかく走る決意をさらに固めました。頑張ります。