猛暑、豪雨、渇水の気候不順の夏――。8月2、3、4の週末3日。地域では納涼祭、祭礼、盆踊り、子ども大会、カラオケ大会、サンバパレードなどの商店街行事、伝統の王子田楽など多くの行事が行われました。また、日本海洋少年団全国大会が高円宮妃殿下のご臨席の下で力強く行われ、ますます大事になる海洋国家・日本を担う次の人材が全国から集い、友情の輪を広げました。
地域での人の交流、子どもたちとの交流はとても大切です。関係の方々に感謝です。懇談もでき、多くの声を聞きました。
「東北の復興や社会資本整備を進めていくためには技能労働者の不足を解決することが大事」――。7月31日、静岡県富士宮市にある富士教育センターを視察しました。これは、建設業の技能者の育成を目的とした施設です。当日は、静岡県、山梨県、神奈川県の高校生など82名の若者が泊まり込み、クレーン技能や足場組立て、内装の実習に熱心に励んでいました。
近年、建設業に就職する若者が減り、就職しても技術を身につける前にやめてしまうなど、職人さんの不足や高齢化が課題になっています。未来を担う若者が誇りとやりがいを持って建設業で働いていくことができる環境整備を進めていくことが大事です。
やる気にあふれた若い実習生たちと言葉を交わし、将来を担ってほしいという期待を込めて激励しました。次に、静岡県の三保松原を視察しました。6月に富士山とともに世界文化遺産に登録され、外国人観光客を呼び込むためにも期待が高まっています。しかし、海岸浸食が進んでおり、海岸の保全と景観の両立が求められています。富士山と松原、砂浜が一体となった白砂青松の景観を将来に残していくために、静岡県と協力し、技術的・財政的支援をしっかりやっていきます。
有意義な視察ができました。