①西之島上空撮影_20150618撮影 (2).jpgのサムネイル画像   西之島 打ち合わせ.jpgのサムネイル画像

拡大する西之島を無人調査艇「マンボウⅡ」で調査――。小笠原諸島の西之島は、一昨年11月の海底火山の噴火以来、流れ出す溶岩流により、噴火前の約12倍、東京ドーム約58個分にまで拡大を続けています。また、7月6日には新たな噴火口が形成されるなど活発な活動を続けています。


10日、西之島周辺海域の火山活動や海底地形を調査・観測している海上保安庁から、調査状況の報告を受けました。


海底地形の観測・調査は領海警備や船舶の航行安全の確保などとならび、海上保安庁の重要な業務です。これまでは航空機により、上空から火山の噴火や島の拡大の状況を観測してきましたが、6月22日から7月9日までの間、総トン数3,000トン、全長98メートルの大型測量船「昭洋」を派遣し、「海底地形」「地殻構造」について詳細な調査を集中的に実施しました。


測量船の入れない島の中心から4キロメートルは、「昭洋」から無人調査艇「マンボウⅡ」を操作し、調査。船に搭載されたマルチビーム測探機を使い、海底地形や溶岩の噴出量などを詳細に調べました。また、「昭洋」は海底地形の状況に加え、エアガンにより発生させた人工的な地震波の海底下の伝わり方を解析することで、マグマ溜まりなどの海底下の構造を調べました。調査の結果、火山活動は依然活発であり、今後とも島の拡大は続くものと見込まれます。


西之島の活動は新たな大地を生み出すダイナミックな地球の営みとして、学術的な価値も高く、世界中から大きな関心を集めています。今後ともしっかりと調査・観測をしていきます。

マンボウⅡ.jpgのサムネイル画像


ひまわり画像0707①.jpg   UIC 0707.jpg

7月7日、「ひまわり8号」運用開始、「第9回UIC世界高速鉄道会議」及び「第17回日本水大賞表彰式」に出席、その後、外国要人と連続して会談しました。


「ひまわり8号」がいよいよ運用を開始しました。「ひまわり8号」は世界最先端の観測機能を有しています。「7号」に比べ、画像解像度は2倍に強化、観測画像が5種類から16種類に増加、日本付近の観測が30分間隔から2.5分間隔に短縮。また、カラー画像の編集が可能、データー量が50倍に増加するなど観測性能は大幅に向上しています。気象庁に出向き、画像を直接見ましたが、台風の目が渦巻き、積乱雲が立ち上がってくる様子がはっきりと立体的にわかります。また、雲と区別がつきにくかった火山の噴煙や黄砂の飛散の状況も監視可能となり、日本の気象観測はステージアップしたと感動するほどでした。


UIC(国際鉄道連合)世界高速鉄道会議は高速鉄道に関する世界最大規模の国際会議。日本での開催は初めてとなります。40か国・地域の政府関係者や鉄道事業者など1,000人以上が参加しています。新幹線は日本から始まり、その技術はまさに世界一。私は安倍総理とともにオープニングセレモニーに出席し、「安全性、信頼性など極めて優れた日本の新幹線の良さを、是非共有していただきたい」と挨拶しました。

日本水大賞0707.JPG   インド会談0707.jpg

午後は、「第17回日本水大賞」の表彰式に出席。これは日頃から健全な水循環のために活動している団体、学校、企業を表彰するもので、秋篠宮殿下・妃殿下をお迎えして行われました。私は、福岡県の遠賀川で19年間にもわたって川づくりを進めている「直方川づくり交流会」に国土交通大臣賞をお渡しし、懇談しました。


また、インドのアンドラプラデシュ州のチャンドラバブ・ナイドゥ首相と会談し、州都建設や、新幹線や港湾整備について、協力関係を強化することで一致しました。さらに、4度目の会談となるマレーシアのサイド・ハミド陸上公共交通委員会議長とは、マレーシア・シンガポール間の高速鉄道の整備について、資金面や人材育成面での支援を中心に意見交換をしました。


つれづれ「0704②.jpg   つれづれ0704①.jpg

今日7月4日、日本と成長著しいメコン川流域のカンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの首脳が一同に会し、第7回日本・メコン地域諸国首脳会議が開催されます。今回の会議は、今後3年間の日本とメコン地域の協力について、新たな戦略を策定する重要な会議です。会議ではインフラ整備、防災など国土交通省関係の事項が取り上げられ予定であり、国交省が今後の協力関係強化に大きな役割を担います。


このような大きな流れのなか、首脳会議に先立ち、3日、会議に出席するため来日したミャンマーのチョウ・ルイン建設大臣、フラ・ミン ヤンゴン市長、ベトナムのグエン・テー・タオ ハノイ市人民委員長と連続して会談しました。


まずミャンマー。チョウ・ルイン建設大臣とは今回が3回目の会談となります。今回の会談では、特に今後のミャンマーの発展を支える建設分野などでの人材の育成、ヤンゴンなど人口が急増する都市部での安価で良質な住宅の供給などについて意見交換し、一層の協力強化で一致しました。大臣はテイン・セイン大統領とともに、4日の午後、私の地元、赤羽台のUR団地などを訪問する予定です。また、フラ・ミン市長ともヤンゴン市内の渋滞問題や水の供給などについて意見交換をしました。


ベトナムのグエン・テー・タオ ハノイ市人民委員長とは、本年1月にハノイで行われたノイバイ空港第二ターミナル、ニャッタン橋の完成式典以来となります。会談では、ハノイ市内の都市鉄道の整備や運営、ニャッタン橋北岸にある北ハノイ地区の開発について意見交換しました。特に、我が国企業が高い関心を有している北ハノイ地区の開発について、両国企業による共同開発に向けて、じっくりと打ち合わせを行いました。


メコン地域との関係強化に向け、意義深い会談ができました。


新幹線の火災対策会議0701.jpg

6月30日、走行中の東海道新幹線内で火災が発生し、新幹線の乗客に死者、負傷者が発生する痛ましい事故が起きました。被害に遭われ、亡くなられた方のご冥福を心からお祈りするとともに負傷された方々にお見舞い申し上げます。


7月1日、新幹線を運行しているJR東海、JR東日本、JR西日本、JR九州、JR北海道や、警察庁が参加する検討会議を開催し、本事件を踏まえ、新幹線の火災対策を打合せしました。


会議で、私は、JR各社に対し、①気密性や不燃性などに関する車両の安全性の確保②警備体制の強化③危険物の持ち込み規制④火災にとどまらずテロ対策も視野に入れた幅広い安全対策――などについて検討を深めるとともに、できることは直ちに実施してほしいと指摘しました。


新幹線は、我が国の大動脈を担う大変重要かつ安全な交通機関。国民の方々が安心して利用いただけるよう、しっかり対策をしていきます。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

太田あきひろホームページへ

カテゴリ一覧

最新記事一覧

月別アーカイブ

上へ