16日、中華全国青年連合会(全青連)が派遣した「中国青年代表団」(団長=汪鴻 雁・全青連副主席)を都内ホテルで歓迎し、挨拶・懇談をしました。これには、公明党の古谷範子副代表、西田実仁参院議員、遠山清彦衆院議員、平木大作参院議員(参院予定候補)、三浦信裕参院議員が同席しました。
今年は日中平和友好条約40周年、池田大作創価学会会長(当時)の日中国交正常化提言50周年の意義ある年。私は挨拶で、「まさに源遠長流」――。「公明党と中国の交流の源は日中国交正常化以前から発し、日中友好の歴史の流れを作り上げてきた。10年20年30年と築き上げてきた友人としての絆が、日中関係が厳しい時も氷を溶かし鍵を開ける役割りを果たしてきた。さらに未来のためにこの関係を発展させていきたい」などと述べました。
汪団長は、中日関係が冷え込んだ時にも、公明党の議員が相次いで訪中し、関係改善に大きく貢献したこと。今後も公明党と手を携えて友好関係を築いていきたい、と述べました。
14日、山形県酒田市に行き、党山形県本部議員総会や日本海沿岸東北自動車道路等(日東道)建設促進加速化大会に参加しました。
この大会は、庄内開発協議会主催で山形県酒田市・鶴岡市や秋田県、新潟県など日東道に関係する市長や有力者、各議員など約1000名が参加、大変な盛り上がりでした。
講演に立った私は「日東道の早期全面開通の重要性は、日本海側だけでなく、日本の重要課題だ」「インフラのストック効果は日本経済のエンジンとなっている」「地域の活性化に必要な都市と都市、地域と地域をつなぐ対流促進型国土形成をつくるために道路は不可欠」「個性豊かな文化を持つ日本海沿岸の都市がつながり、相乗効果をもたらす」「道路が繋がれば、外国人観光客がクルーズ船で酒田港から新潟に、山形に、秋田にと観光圏が形成される」「そのためにも日東道を繋げることが重要。私も皆さんと共に頑張ります」と述べました。
また、会場で庄内開発協議会の新田嘉一・最高顧問(株式会社平田牧場・会長)、日東道建設促進加速化大会の丸山至・委員長(酒田市長)、市川雄次・副委員長(秋田県にかほ市長)、高橋邦芳・副委員長(新潟県村上市長)等から「日東道(日沿道)の一層の建設促進と一日も早い全線開通を」との要望を受けました。
荒川のタイムラインシンポジウム――。4日、東京板橋区で国土交通省荒川下流河川事務所・板橋区主催の「荒川はん濫!要配慮者利用施設の避難を考えるシンポジウム」が開催されました。シンポジウムでは、私が冒頭に挨拶。東京大学大学院情報学環の松尾一郎客員教授(板橋区総合防災アドバイザー)がコーディネーターでのパネルデスカッション等が行われました。水害が頻発するなか、水災害防止対策の充実したシンポジウムとなりました。
このシンポジウムでは「タイムライン」が焦点――。「タイムライン」は、私が国土交通大臣時代の2015年6月に全国に先駆けて「本格的な荒川下流タイムライン」として策定。台風上陸の3日前、1日前、12時間前といった時系列で、地方自治体や交通機関などがとるべき防災行動をまとめておくもの。アメリカでは、2012年10月にハリケーン・サンディがニューヨークを襲った際に事前に地下鉄を止めるなど、被害軽減に大きな効果を発揮しました。
荒川下流の「タイムライン」では地元自治体のほか、鉄道、電力、学校、通信、医療・福祉施設、企業など20機関、37部局もの多数の関係者が参加し、250項目以上にも及ぶ対策が練り上げられています。さらに充実を期するために、このたびのシンポジウムを開催したものです。
現在、全国の直轄河川109水系のほとんどにタイムラインが作られてきていますが、関係機関の協力・充実策が課題となっています。
私は経過を述べるとともに「全国のモデルとなるような荒川タイムラインを作ってもらいたい」と挨拶しました。さらに防災減災対策を進めてまいります。