11月22日の夜、長野県北部を震源とする地震(長野市、小谷<おたり>村、小川村で最大震度6弱を記録)が発生したことを受け、深夜から早朝にかけて対応に動きました。
この度の災害で被害に遭われた方々に対し心からお見舞い申し上げます。
国土交通省では、地震直後から関係者が防災センターに緊急参集。夜中に災害対策本部の会議を開いて情報収集、対応協議に当たりました。
私も深夜1時過ぎまで事務次官等と連携をとり、23日8時過ぎに防災センターに駆け付け、第4回の対策本部会議を開催。現地を管轄する北陸地方整備局、関東地方整備局、北陸信越運輸局ともTV会議を通じて状況を確認、今後の対応について打合せを行いました。
リエゾン(災害対策現地情報連絡員)やTEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)を発災後ただちに現地に派遣し、照明車や衛星通信車等で深夜に行う対策を支援。さらに朝からはヘリコプターを2機飛ばして上空から状況を確認するなど、国交省が持つ現場力、災害対応力を動員して対策を行っています。
この地域では、1996年12月6日に蒲原沢で大規模な土石流が発生(私も当時、災害直後に現場に入って対応)したように、地盤が弱いため、余震が続く中で土砂崩れなど二次災害が懸念されます。被災者への対応、被災した施設の復旧、遮断されている国道148号線の啓開、そして二次災害防止に全力をあげています。
我が国は災害が多い脆弱国土。緊張感を持ってしっかり対応していきます。