高速道路の渋滞解消・老朽化対策は急務――。7日、とくに注目される首都高速の渋滞・老朽化対策を、竹谷とし子参議院議員、長橋けい一(豊島区)、大松あきら(北区)、伊藤こういち(品川区)各都議会議員とともに視察を行いました。
まず、渋滞対策を行っている板橋・熊野町ジャンクション間の改良工事の現場に直行。2015年3月に中央環状線が全線開通し、都心環状線の渋滞は50%解消されましたが、板橋・熊野町ジャンクション間の交通量が増え渋滞が発生。これを解消するため、この間の車線を3車線から4車線に拡幅する工事が行われています。工事は交通を維持したままで行うために難工事ですが、新しいサンドイッチ工法を開発して挑んでいます。平成29年度中に開通する予定で、これにより中央環状線の機能が向上し、渋滞も緩和されると期待されます。
次に、1号羽田線の東品川桟橋・鮫洲埋立部の大規模な老朽化対策工事を視察しました。1号羽田線は昭和39年(1964年)の東京オリンピックに向けて、用地買収が必要のない海上部に建設されました。開通から53年が経っており、海上部の設置ということもあり老朽化がかなり進んでいます。2012年5月に公明党首都直下地震対策本部の本部長として視察し対策を進めましたが、さらなる対策として、約2キロにわたり架け替え工事が行われます。現在は海面すれすれにある道路を高架化し、腐食を少なくするとともにメンテナンスがしやすいよう改良されます。
2013年、私は国交大臣として「メンテナンス元年」と銘打ち、老朽化対策を推進してきましたが、着実に進められていることを目のあたりにしました。
渋滞のない大都市・東京を目指すとともに、老朽化対策を進め、安全・安心の街づくりにさらに力を入れます。