がんのひみつ.jpg中川先生に会うと、「この本は渾身の作です」といわれていた。わかりやすく、「がんとつきあう」「がんも、そんなに、わるくない」「いざというときに、あわてない」「死に方上手――どうせ死ぬなら、がんがいい」などと項目別に解説しており、69の「ひみつ」が書かれている。

昨年6月15日、安倍総理とともに東大病院を訪れ、放射線治療の現場で、中川先生から説明を受けた。

がんにあまりにも無知、勉強不足の日本の人々に、少しでも早く、その現実を知ってほしい、取り組んでほしいという中川先生の願いが、行間にあふれている。


福田 衣里子.jpg一昨年2月発刊の本。薬害肝炎原告の福田衣里子さんの本。「私は早く、C型肝炎とさよならしたい!」と副題がはいっている。「本当によかった」「よく頑張ったね。本当にご苦労様」――私が山口さんや、福田さんにかけた言葉だ。昨年来、お会いして話をしたときのままの率直な人柄、走り過ぎぐらいの真っすぐさがにじみ出ている。

将来の夢を模索し、ひたむきに生きていた時、C型肝炎とわかったあとの病気との格闘の日々の時――くっきり分かれた日々が率直に語られる。身体に毎日気をつけて、いい人生を生き抜いて下さい。


14日の成人の日、地元で成人式の式典に参加し、その後、赤羽で祝賀の街頭演説を行いました。

今年の成人は、135万人とこれまでもっとも人数が少ないということです。大事なのは青年が元気な日本にすることです。

私は、街頭演説で若年雇用対策をさらに拡充することを訴えました。公明党が若者の支援に全力をあげていることは、ご承知の通りですが、ジョブカフェや法テラスを設置したり、携帯電話の番号ポータビリティー(持ち運び)制度を推進してきたことを紹介しました。さらに私は、2006年度における大学や高等専門学校などの卒業生の就職率が向上し、フリーターも減少、この5年間でフリーターが230万人が170万人に減少したことを報告しました。

そして若者雇用対策の具体的な成果として、企業が先行して実習を行う「有期実習型訓練」が4月からスタートすることになったことを報告しました。
また、ニートや引きこもりなどの若者の自立・就労を支援する施設「若者サポートステーション」が4月から25ヶ所増え、全国75ヵ所に拡充することを紹介をしました。

その上で、「仕事ができることが若者を元気にする要であり、就職が大変で若者が希望を持てないことがあってならない。」と、今後も若年雇用対策に尽力をする決意を訴えました。


またもやジャパン・アズ・ナンバー1の時代がやってくる.jpg乗り遅れるな、最後のチャンス 円高、株高、資産高!の副題がついている。
「北朝鮮の核保有は米にとってもよい」「アメリカの政策は、米国内においても内需主導型経済から外需主導型経済へ移行している」「イラク戦争も基軸通貨をユーロに変えようとした所から起きてきたもので、第5次中東戦争を米国はイランに上手に仕掛ける」「中国の経済発展はバブルではなく、沿岸から内陸へ連続的に離陸するし、中国には消費の時代が訪れた」

「日本の株価を上げる準備は2007年に完全に整った」「好況に恵まれる福田首相」――次から次と増田さんの指摘は面白い。


明けましておめでとうございます。
いよいよ決戦、勝負の年を迎えました。暦も変わり、原点に戻って新しく出発、拡大していく年だと思います。頑張ります。本年もよろしくお願いいたします。

原油100ドルで始まった今年。「GDPを上げ、給料を上げよ」と私は新春の街頭演説で言いました。この10年、GDPは約500兆円で横ばい。給与所得総額も横ばい(97年がピークで、その後、若干落ちている)の状況です。国力自体を上げないと諸課題に対応できません。しかも、原油高・小麦高などが生活を直撃する今年です。

焦点は生活です。公明党はその生活支援党であり、バックアッパーです。給与を上げるには労働分配率を上げること、そして大企業から中小企業、企業から家計、都市から地方への3つの波を起こすことです。GDPを上げるには、労働力人口をアップすることが大事で、それには、若年者雇用、60代雇用、そして何よりも女性の活躍、男女共同参画社会を更に進めなくてはなりません。そして、アジアの市場に目を向け、需要を取り込むことです。

現場に徹する、徹して動く、生活に徹する、政策実現に執念をもつ。新しい気持ちで、本年、決戦の年、しゃべってしゃべってしゃべりまくって、戦い抜きます。本年、何卒よろしくお願い申し上げます。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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