性や死について話そう.jpg現在、東京家政大学学長の片岡先生の20年前の著作。池ヶ谷直美さんとの対談と各テーマについて語った本だ。「グリーン、グリーン」や「飛んでったバナナ」などの作詞もしている片岡先生は、子どもの教育は勿論、地域との交流、学長の立場など活動は幅広い。
しかし、背景には、「性と死」「生と死」という哲学があり、深い。そしてやさしさ、温かさがある。先日、対談をさせていただいた。「性や死をどのように子どもたちに伝えるか」「現代の社会は死をかくし、悪をかくす。

しかし、子ども達は、"こわい"ものに魅かれ、見たい欲求がある。その全てをいかにして見せていくか。その丁寧な発達過程における学習を助ける忍耐と許容が親には必要だ」「"飛んでったバナナ"も船長さんに最後食べられてしまう。ハッピーエンドではない。そうした物語性と哲学性を入れた」「民話、伝統文化、そうしたなかに人間の智慧がある」「"いないいないばー""鬼ごっこ""かくれんぼ"などの遊びにも智慧がある」――など、蓄積された言葉に感動がヤマほどあった。本書はその思想・哲学的源流だ。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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