こころと脳の対話.jpg大変お世話になった河合隼雄先生と興味深い話をいつもしてくれる茂木健一郎さんの対談。私自身、昔から同じ夢を何度もみることがある。空を平泳ぎで泳いだり、試験に間に合わないとか卒業できないで焦るとかいう学校ものとか。これは何か意味するところがあるのか、と気になっていた。「夢」について興味深い話があった。「心の盲点が夢に現れる」というのだ。
河合先生によると「人間は生きていること自体、大変、無理をしている。それを、無理をしているだけではもたないから、寝た時に調整する。

その調整する動きを脳の中で視覚的に把握したのが夢」という。その意味では、夢をみるということは、きわめて大事だ。問題はその夢のもつ意味だ。本書によると、こういう夢はこういう心のあらわれと定形化することはできないという。同じ夢でも、その人の今までの生き方、環境などによって違う意味をもつわけだ。「関係性」が大切らしい。面白い本だ。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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