太田あきひろです。
米国発の金融危機は1930年代の世界恐慌を想起させるマグニチュードをもっています。これから一波、二波、三波と津波が押し寄せる感がありますが、私は金融資本主義のルールを再建するのに"全治3年"かかると思います。
「欲望資本主義」「金融の暴走を抑えるルールを」「激動の時代こそ基本に還れ」「もはや成長という幻想を捨てよう」「真面目に普通に働く人が主役の時代が来る」などの論調が一気にあふれています。社会、ライフスタイル、思想そのものが問い直され、それを大きく変える時だとの主張です。
私もこの危機をそうした深く、大きな危機ととらえ、それゆえに国際会議での日本の踏み込んだ主張を要請し、アジア版ニューディールが必要だと主張しています。