大人が知らない ネットいじめの真実.jpg想像を絶するネットいじめの息苦しさを感じてしまう。
メールで友人とつながり、インターネットを活用して楽しむものが、掲示板やメールでの「相互性」や「匿名性」をもって、裏サイトなどで悪用されたりする。ネットいじめの横行だ。
ネット社会を生きる子供は疲弊している。児童買春・児童ポルノ禁止法改正に動いているが(G8でポルノ写真の単純所持を禁止していないのは日本とロシアだけ)、性的いじめなどは生涯にわたってその子どもを苦しめ続ける。

ネットいじめ問題の大本は「いじめ」そのものだ。悪いのは「いじめている側」だ。これまでのいじめ対策は被害者に「頑張れ」とか「親・教師に勇気をもって言え」といったピントはずれが多かった。加害者の側への対応こそが大切で、いじめている子には、自分が認められたいという「承認欲求」が満たされていないといういらだちがある。それを被害者にぶつけ、相手が苦しむ姿が面白い。人を傷つけないようにする心の教育、情報モラル教育が大事だし、いのちの大切さを教えること、すぐ「死ね」とか「死にたい」と書き込まないようにする教育が大切となる。
それにしても、メディアの暴力を笑いにする番組。漫才ブームというが、すぐ頭を叩いたり、「ブタ」とか「デブ」「薄毛」など軽薄な「優越型」ネタの多さは何だ。
渡辺さんは諸外国の対応も含めて、丁寧な取材によって実態を浮き彫りにし、提言している。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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