
「権力なんてほしくない、上に行こうとあくせくするのはみっともない――と迷う人がいるが、権力や地位はあった方がよい。イギリスの中央官庁で働く公務員を対象とした研究では、ヒエラルキーの底辺にいる人は、頂点にいる人と比べ、死亡率が4倍も高い」「権力はリーダーシップの一部であり、何かを成し遂げるためには欠かせない」――。
「権力」を手にするためには7つの資質がいる。
「何としてもやりとげるという確固たる決意」
「周りにも伝染する死にものぐるいのエネルギー」
「目標達成に欠かせない業務への集中」
「学習や成長に不可欠な自己省察」
「自信」
「親身になれる(他人の考えや感情を正確に読みとれる)共感力」
「体内に活火山をもつ闘争心」
――を紹介する。
限りなく多くの人を具体的に調査・研究し、いかにも米社会らしく自由自在にその成果を述べている。