1月8日、日本鳶工業連合会の方々が国土交通省を訪れ、「祝い木遣り」を披露していただきました。鳶(とび)は、住宅やビルなどの建設現場で身体を使って働き、建設産業を支えている方々。その年季が入った透き通った声で、江戸時代から続く伝統文化である木遣りを歌っていただきました。毎年恒例となっている行事ですが、今年はひときわ新年の清々しさを実感しました。
新年に入り、日本経済団体連合会など経済3団体や連合をはじめ、建設、不動産、自動車、港湾などさまざまな業界団体の賀詞交換会に連続的に出席しています。今年はアベノミクスにより円高是正が進み、日本経済が活力を取り戻し、デフレ脱却への見通しも出てきたということで、明るく勢いのある会合が続いています。また地元でも、区賀詞交換会や町会・自治会、各種団体などいろいろな新年会に出席し、懇談させていただいています。
今年のキーワードは「実感」と「未来」――私は出席した会合で言っています。
景気・経済回復の実感、被災地復興の実感、防災・減災対策が進んでいるという実感――こうした成果が中小企業や生活の現場などで感じられるようにしたい。また、2050年の長期を見据えて未来の国土を構想する「国土のグランドデザイン」をつくり、2020年東京オリンピック・パラリンピックではその先行事例を世界に示したいと考えています。
今年は正念場の年、頑張ります。