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「消えていく税金」と副題にある。日本の財政状況が危機的状況にあるという問題意識、日本経済が財政金融政策の発動による景気浮揚策に慢性的に依存してきたという問題意識がまず前提としてある。そして「高度成長の呪縛」「円高恐怖症」「政官業の鉄のトライアングル」などをまず指摘している。


そして「タックス・イーターが群がるもの」として「予算(一般会計、特別会計)」「財政投融資」「租税特別措置」「国債」のそれぞれに、何が、どのように群がるかを示す。族議員、官僚、鉄のトライアングルにもふれる。「官僚」のなかでは、財投対象機関、「公企業」として特殊法人、認可法人、独立行政法人、特別民間法人などの概要を示している。


タックス・イーターとの戦いとして「終わりなき行政改革」「国境を越えて」と国内外の問題を指摘している。肥大のベクトルが働くがゆえに、善悪の二元論を排しつつ、常に厳しく監視する動体視力を養わねばならない。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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