老骨の悠々閑々.jpg「いまはやりのパソコンもスマホも、その他の近代的なもろもろとも縁なき衆生である。ケイタイすら所持していない。要するに、前世紀の遺物なのである。ただただ、昭和と太平洋戦争の"事実"を探偵することに、若いころから妙にのめり込んでいて、一人でコツコツと続けて、いつの間にか85歳の老骨となってしまった」――。

半藤さんが、折りおりに書きためたエッセイと木版画が本書だが、教養とユーモア、抜きん出た境地に引き込まれ、考えたり、感心したりのいい時間がもてた。今、ますます言葉は軽く、哲学・文化・教養が吹き飛んで、喧騒の社会となっていることを感じる。「豊かな文学・文化への招待」とあるが、本当にその通りだ。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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