スクラップ・アンド・ビルド  羽田圭介著.jpg第153回芥川賞受賞作。どうしても又吉の「火花」ばかりが取り上げられるが、羽田圭介さんのこの本はとてもいい。

「じぃちゃんはもう死んだらよか。早く迎えが来てくれることば祈っとる」――いつも「死にたい」とぼやく要介護老人の祖父。ともに暮らす孫の健斗は無職で転職の活動中。日々筋トレをはじめとしてあらゆることを再構築中だが、それほどの集中力はない。いかにもありふれた日常だが、その関係はギスギスしたものではなく、ゆるい。人間味が漂ってきさえする。「いい孫だ」「困ったじぃちゃんだ」――深刻といえば、深刻な状況なのに、狭い家族空間のなか、そんな思いが伝わってくる。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任、公明党前代表。元国土交通大臣、元水循環担当大臣。

現在、衆議院議員、党全国議員団会議議長、東京第12総支部長、首都直下地震対策本部総合本部長、現代中国研究会顧問など。

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