悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと.jpg私は「目に見えない縁とか、天の仕業を感じるようになって初めて人生を知る」「諸天善神に守られているという実感を得る人生でありたい」と思う。また「運は連鎖だ」と松下幸之助は言っている。

「ネコは、ごはんを何回食べなければ死にますか?」と、パチンコ店の前に置かれた一冊の「里親探しノート」の"ぎこちない字"から物語が始まる。五郎、宏夢、弓子、門倉たちの運命が動き出す。

「今生きていることは、奇跡なのよ」「今こうやって生きていること自体が『奇跡』なんじゃないかなって・・・・・・。会いたい人に会えることも、再開したいペットに会えることも、みんな『奇跡』なんだと思うの」「会いたい―― 一目でいいから、宏夢に会いたい――」「五郎ちゃん、俺・・・・・・生まれてきてよかったのかなぁ」――。その奇跡を黒猫のシロが起こし、縁の結び役になる。悲しみの底をさまよった人々に、猫たちが諸天となり、縁の結び役となり、大切なことを教えてくれた。猫も縁あって家族の一員となる。いや猫こそが、かも知れない。感動作。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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