加藤一二三.jpg「誰も語れない将棋天才列伝」と副題にある。たしかに、14歳で史上最年少のプロ棋士となって60年以上現役で戦い続け、あらゆる世代の棋士と対戦している加藤さんでなければ語れない将棋界の歴史、天才列伝だ。

関根金次郎、終生のライバル阪田三吉。木村義雄、花田長太郎。そして升田幸三と大山康晴。それを倒そうとした加藤一二三、二上達也、米長邦雄、山田道美、有吉道夫、内藤國雄・・・・・・。そして中原誠。さらに谷川浩司、羽生善治、佐藤康光、森内俊之、渡辺明・・・・・・。

「銀が泣いている」「たどり来て、未だ山麓」「勝負というのは一勝一敗、それなら成功」「前進できない駒はない」「"自分がよい手"ではなく"相手が嫌な手"」「いいときは焦らない、悪いときはあきらめない」「第一感で浮かんだ手は好手」「直感精読」「人間とソフトの最大の差は"大局観"」・・・・・・。「将棋界をつくった天才たちの求道心」が、率直に語られる。まさに"誰も語れない"将棋天才列伝だ。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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