デジタルグリッド.jpg社会も技術も大変革の時代、変化激しき時代だ。IoT時代、AIの進展、パリ協定の発効。世界は再生可能エネルギーを急速度に導入しなければ、2050年を迎えられない。再生エネルギーが急増した場合、現在の電力系統は十分ではない。エネルギーの地産地消、住宅でも太陽光発電、外断熱などゼロエネ住宅、スマート住宅、ひいてはスマートウェルネスシティが目前の課題となる。スマートグリッドは重要だが、デジタルグリッドは電気系統の周波数や電圧をはじめとする電気的な制約を取り払って、しがらみなしに電気を自由に取引する仕組みで、東大技術経営戦略学専攻特任教授の阿部力也氏が研究、実証試験がスタートしている。

「従来の電力系統に加え、自営線による多重受電網をもつセルグリッドを無数に構築する。セルの中では多種多様な再エネ技術が開発され、太陽由来のエネルギーをふんだんに取り込み、さまざまな電力パケットとその派生物が取引される。既存の電力系統は、自立するセルと協調して、ベストエフォートなシステムとなり、総合的には高い信頼性をもたらす。メッシュ構造の電力ネットワークで膨大な電力取引を実現しつつ、最終的には日本の電力系統の再エネ比率を80%まで高めることを実現する」と数十年後の実現めざし、結んでいる。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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