教養としてのテクノロジー.jpg副題はAI、仮想通貨、ブロックチェーン。AI・IoT・BT(バイオテクノロジー)、ロボット等、テクノロジーの急速度の進展は、社会のあらゆる構造を激変させている。

伊藤穰一さんはMITメディアラボ所長。「AI等で社会がこうなる」などといっているのではない。変化の波をつなげ、新しいムーブメントを起こせるのではないかと動いている。しかも、AI等テクノロジーの進展が何を巻き起こしていくのか、提起される問題を「人間」「生命」「倫理」の次元から問いかけている。実践家の指摘はきわめて深い説得力をもつ。

「AIは労働をどう変えるのか」「アルゴリズムが社会を良くするわけではない」「『働く』とは何か」「あなたの労働に"人生の意味"はあるか」「新しいセンシビリティが必要だ」「仮想通貨は国家をどう変えるのか」「仮想通貨で国家から独立する」「投資家が資金調達手法ICOに熱を上げる理由」「仮想通貨をガバナンスするのは誰か」「ブロックチェーンは資本主義をどう変えるのか」「仮想通貨と自然通貨」「人間はどう変わるか」「人間の拡張と新しい倫理や美学の探究」「自動運転と倫理・責任の問題」「教育はどう変わるか」「ロボットを育てても意味がない」「アンスクーリングのムーブメント」「日本人はどう変わるべきか」「日本の"意思決定の遅さ""空気に支配される""ダブルスタンダード"の問題」「日本はムーブメントを起こせるのか」「パラダイムシフトは文化から生まれる」・・・・・・。

動体視力の確かさが、ストレートに伝わってくる。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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