元彼の遺言状.jpg2021年「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。主人公は、おカネ大好きの敏腕の若手弁護士・剣持麗子。「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という前代未聞の遺言状を残して、大手製薬会社・森川製薬の御曹司・森川栄治が死去する。栄治はわずか3か月だけだが、麗子の元カレだった。

数百億円とも思われる遺産目当てに何人もが"犯人"として手を上げる。そして名乗り出た栄治の友人・篠田から麗子は代理人を頼まれる。栄治は重度のうつ病で体力も低下、インフルエンザで死んだというが、本当はどうなのか。森川家でいったい何が起きているのか。「完璧な殺害計画をたてよう。あなたを犯人にしてあげる」と麗子は意気込み、軽井沢の現場に乗り込んでいく。奇想天外の展開、キャラの立つ女性弁護士はじつに面白い。著者自身が若き弁護士であればこその魅力あふれる作品。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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