tousan.jpg話題を呼んだ「元彼の遺言状」の続編。今回の主人公はあのお金大好きで高飛車な弁護士・剣持麗子ではなく、同僚の弁護士で後輩の美馬玉子。仕事でも婚活でも自分のポジションが定まらず"ぶりっ子"をしたり、おたおたもする。父母は自殺し、シマばあちゃんと暮らしていた。

そんな山田川村・津々井法律事務所に所属する二人のコンビに、「彼女が転職するたびに企業が必ず倒産する。次はウチが潰れるのではないかと噂になっている」という奇妙な通報がある。有名なアパレル企業のゴーラム商会だ。その「会社を倒産に導く女」は経理課の近藤まりあという。そして、確かに小野山メタル、マルサチ木材、高砂フルーツが倒産し、今またゴーラム商会が危機にある。そしてゴーラム商会のリストラ勧告の通称"首切り部屋"で本当に首切り事件が発生する。自殺か他殺か・・・・・・。さらにその奥には闇の組織が蠢いているようだ。

若き女性弁護士の溌剌、活発な才知とリズムが心地よい。殺「人」ならぬ謎の連続殺「法人」事件だ。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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