mousugusini.jpg「夜回り先生 いのちの講演」――。涙なしには聞けない。感謝なしには聞けない。30年前、全国最大で荒れに荒れていた横浜の公立夜間定時制高校に赴任してからずっと、夜11時過ぎから駅周辺などを歩きまわり、中学生・高校生たちに声をかけ、体を張って戦ってきた水谷先生。「君たちには、まだまだ長い明日があります。幸せないまと明日を作ることができます」「死を怖れず、死から逃げず、生き抜いてほしい」「生きていてくれて、ありがとう。いいもんだよ。生きるって」と言うメッセージを体当たりで伝え、「自らの力で昼の世界に戻った若者」と共に行動する。本当に凄まじく、すごい。

「人と人との直接の触れ合いを捨ててはならない」「コミニュケーションには4つある。直接会って話す、スマホ・携帯電話で話す、手紙を書く、ネットやSNSでつながる」だ。しかし、「携帯電話やインターネットは、情報を調べたり、伝えたりするために使うべきものに過ぎません。愛や友情や心や思いは通じない。相手の顔が見えないとどんなひどいことも書けてしまう。コミュニケーションは必ず、『直接会って話す』ことだ」と言う。徹底した現場での身体を使っての心の底からの実践。どのページからも、それが痛いほど伝わってくる。公明党の立党精神、「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」は、こういうことだと心の底から思う。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

太田あきひろホームページへ

カテゴリ一覧

最新記事一覧

月別アーカイブ

上へ