最近読まれているという。昨年までの数年間、こういう題名の本は「公共事業悪玉論」の大合唱にかき消され、全く見向きもされなかった。「ムダな公共事業は 削る。必要な公共事業はやる」「不況期であれば必要な公共事業を前倒ししてでもやる」「国土のグランドデザインを21世紀型に描き、空港・港湾・道路の ネットワーク、更に新しい時代の街づくりに努める」――そうしたことは当たり前の責務でもある。治山・治水・利水・耐震もだ。藤井さんは、公共事業に関わ る誤った風潮を論破している。
景気経済の低迷、デフレ、財政の厳しさのなかで、冷静な論議がされないと、もうこの国はもたない。
藤井さんは京大土木の教授だが、技術屋にとどまらず意欲的だ。
藤井さんは京大土木の教授だが、技術屋にとどまらず意欲的だ。