外交に関して5つの提言をしている。「外国の人間はわれわれとは違う(マスメディアが大衆文化を地球規模に広げても、その国の人々と生活を同じくし、同じ
空気を吸ってはじめてわかる)」「結局のところ、大事なのは内政である(外交政策は国内事項を外部へ投影、グローバル化は国内外の出来事の区別を溶解させ
る)」「外国の人間に影響を与えるのは難しい」「外交政策は利益だけのために行うものではない(アイデンティティーが利益よりも優先される)」「解決でき
ない問題が生じたら、状況を拡大せよ」――世界の歴史的事実にふれつつ、巨視的に外交の原理を示している。
プロフィール

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。
93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。
現在、党常任顧問。