「病は気からの免疫学」.jpg病気とは、体が間違いを起こしているのではないのだそうだ。 その人が自らの適応力を超えた生き方をしたために引き起こされた"歪み"を自らが治そうとする治癒反応だと言う。
例えば、発熱が自然治癒力を増やすための生体反応であることは良く知られているが、薬物性湿疹やアトピーも皮膚から毒素の排出反応らしい。

 

心ですらも、人間は元気なだけではエネルギーを消費して、身体が消耗してしまうので、落ちついたり、しょんぼりしたりする体調が半分近く訪れるようにできているそうだ。逆らって安易な対症療法は、かえって危険と著者は戒める。

年々増え続ける医療費。一昨年は年金、昨年は介護、今年はいよいよ医療制度改革だ。予防も含めて、つぎはぎの制度改革ではない「総合的な対応」が迫られていると思う。それは、病気とか健康観の根本的な判断が国民に求められている事でもある。

氏の言うように、「何がこの病気を引き起こしているのか。」自らの生き方を問い、その本質に目を向ける事によって、根本的な解決につながればありがたい。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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