祖母力.JPG祖母力――日本も欧州も祖母の貢献が男女共同参画社会を下支えし、新たな家族的結び付きの形を生み出しているという。少子高齢社会のなかで、見落とされてきたまだまだ「元気」な祖母力に着目し、「新たな祖父母の時代」を浮き彫りにしている。

著者の樋口恵子さんには、感謝の気持ちがあふれている。"祖母力"なくしては自分たち親子の今はないといい切る。が反面、母親の余生を孫育てに食い潰させてしまったのではないかという思いから本書を執筆されたそうだ。

しかし調査を進める中で、祖母たちは、何よりも孫と接する喜びと家族の役に立つ喜びに満ちてること、また孫のほうが子どものときよりゆったりと育てられるとの声が圧倒的に多いことに気づかされる。この無限にして無償の献身的愛こそ祖母力であり、いまや働く女性にとっては大事な支えになっているのだ。

さらに樋口さんは、「社会的祖母力・祖父力」についても提案している。

「血縁の孫の有無にかかわらず高齢世代が社会参加し、何らかの貢献をし、世代間交流をすすめる必要性」「その祖母力の有無の『格差』是正のためにも発揮の場を地域づくり町づくりの核として発展させる」ことである。

わが家でも話をした。祖父母力のなかったわが家。しかも走り回っている私だったから、妻はどれほど大変だったことかと思う。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任、公明党前代表。元国土交通大臣、元水循環担当大臣。

現在、衆議院議員、党全国議員団会議議長、東京第12総支部長、首都直下地震対策本部総合本部長、現代中国研究会顧問など。

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