鈍感力.jpg鋭いとかシャープであることだけが才能ではなく、些細なことで揺るがない鈍さ、鈍感力こそ、生きていくうえで、最も大切で、基本になる才能だと指摘する。

身近な話だけに、それに医者である渡辺淳一さんであるだけに、そして人の心のひだをよく描く作家だけに、うなずいてしまう。本書にある鈍感力、恋愛力、睡眠力――そして樋口さんのいう祖母力、公明党の現場力、実現力、地域力と、いろいろな力が組み合わされて人は生きていくことができるものだ。「あいまいさを残す耐力」は必要なことだ。人生は割り切れるものではない。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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