
「昨今の日本社会のどこがダメなのか。
家族の包括性、地域の包摂性、宗教の包摂性が低下している。社会的包摂を伴った社会をどうつくるか。新たな相互扶助の関係性を、どう構築し、維持していくのか。
大きな社会の樹立ということになる」――
この本には「勘違い」「日本のどこがダメなのか」「薄っぺらくなった社会」「ポピュリズムの横行」そしてそれらを「現代とは社会の底が抜けた時代である」というキーワードでくくっている。それは当然「人間関係」「若者論・教育論」「幸福論」となる。
私もそうした問題意識が常によぎりながら、難題と格闘している。
論点は本当に難点だ。